円高により大証金・白金ともに・・・ドル安では・・・。16:20

 昨日の米GDPが市場予想を下回り、2期連続のマイナス成長となったことから、金融商品全般売り叩かれることとなりました。しかし、株式市場の参加者らは、これでFRBが金融引き締めペースを緩めるだろうとの思惑で、買い拾われたようです。一方、貴金属市場はドル安で買われましたが、プラチナは景気減速懸念から上値の重い展開となったようです。

 ドル安よりも円高が勝ったことで、大証市場は伸び悩んでおります。本日の会員サイトでも述べましたが、ドル円は一旦ピークアウトしたと判断しており、〇〇〇円程度の円高は意識しておく必要があると注意喚起しました。恐らく、今回の本日の円高は、月末要因もありますが、昨日のFOMCで0.75%利上げしたことで、これ以上過度な利上げは予想しにくく、来年早々利下げする可能性があるとの思惑で、ドル安・円高が進んでいるように思います。

 ある程度ここ最近の円安修正はあると考えており、大証市場は上値を抑えられる要因になります。しかし、私の考えでは、時間差でドル安の可能性も否定できません。ドル安による円高であれば、大証市場は底堅く推移することになるでしょう。とりあえず、ドル円は一旦ピークアウトしたと考えた方が良いと思います。ただし、ドル円〇〇〇円まで円安修正が進めば、再び〇〇〇円までの円安も。

【大証金】

大証金は、本日円高を受け、上値の重い展開になりました。ドル安よりも円高の勢いが勝ったため、上値を抑えられた格好となりました。ただし、昨日もコメントしたように、NY金はかなり割安の領域であることから、円高の次にドル安が進むようならば、NY金は一段高が期待でき、大証金も再浮上することでしょう。しかしながら、以前から述べているように、今は反発したからと言って、飛びつき買いは控えた方が良いと思います。なぜならば、今すぐに金市場へ投資資金が流入するわけではなく、売られすぎの修正高による反発期待だからです。詳しくは、昨日のコメントをご覧ください。

【大証白金】

大証白金は、昨日の米GDPがマイナス成長となったため、NY市場の地合いを弱めました。大証市場では、急激な円高の影響から上値の重い展開となりました。しかし、15時を過ぎに、一気にNYプラチナ時間外取引が900ドルへ迫る勢いで上昇したことから、大証白金の下値を切り上げる格好となりました。

 昨日は、3800円台を3~4日間維持できれば、更なる高値が期待できるとコメントし、本日3700円台で取引終了しましたが、まだ3800円を2~3日維持できれば、上昇期待はできます。しかも、NYプラチナ市場も同様で、880ドルを2~3日維持できれば、テクニカルが買い転換します。6月1日ぶりの買い転換になります。そこを確認していきたいと思います。

 

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