本日は、プラチナのコメントがメインです。18:06

 

 

 

 本日は、ユーロ/米ドルがパリティ割れとなったことで、市場にリスクオフムードが漂ったようです。昨日もコメントしましたが、先週末のナーゲル独連銀総裁発言により、ドイツの景気減速が意識され、天然ガス価格上昇がユーロ圏の景気減速を招いていると考えられ、今回のユーロ売りにつながったように思います。

 しかしながら、先ほど発表したユーロ圏・ドイツのPMI(購買担当景気指数)が、それほど悪い内容ではなかったことを受け、ユーロが若干反発したことに対する安心感で、現在金融商品価格がプラス圏で推移しております。(17時30分時点)

 

 本日は、プラチナに関して述べていきたいと思います。下のチャートをご覧下さい。

 上からドル指数、米ドル/南ア・ランド、NYプラチナの日足チャートになります。繰り返しの話になりますが、日本時間26日23時にパウエルFRB議長の講演があります。市場は、タカ派的な内容が出ると予想しているため、ドルを買っているように思います。そのため、26日を通過しない限り、ドル買いを否定することはできません。ましてや、今回ユーロ安になったことで、ドルが一段と強くなりました。7月14日の高値を瞬間上抜けました。

当然、南ア・ランドも安くなっております。このことから、NYプラチナの上値が重くなっております。ただし、今回ドルが高値圏まで上昇にもかかわらず、NYプラチナは960ドル割れで抵抗しているように思います。これは、あくまでも私の予測ですが、今回のドル高は米景気減速によるものではなく、単なるFRBのインフレ抑制利上げ策を意識したものだからと考えております。昨日から0.75%利上げ確率が、0.5%利上げ確率を上回りました。つまり、市場は来月会合で0.75%利上げを意識し始めていると思われます。それが継続するかは、26日のパウエル氏の講演次第になることでしょう。

 

 大証白金ですが、やはりドル高が上値を抑える要因になります。2日前からNYプラチナ市場で、大口投機家が売りポジションを増やしているように思います。そのため、プラチナスポット価格よりもNYプラチナ価格が、8ドル近く割安になっております。大口投機家が弱気している証拠になります。ただし、NYプラチナの時間軸が、少しづつ買い転換できる水準まで戻しているのも事実です。まだ26日まで時間があるため、安心はできませんが、先ほども述べたようにNYプラチナ850ドル台は弱気したくないところです。26日までは、無理のないポジションで、相場を確認していきたいと思います。

 

 大証金は、昨日7600円割れは予想外でしたが、7500円台を弱気する相場ではないと考えております。そのため、引き続き狭いレンジでのトレードが良いと思います。

 日経225は、28500円を下回ったので、買いポジションを決済しました。本日で8月限のSQ値を下回ったため、少し様子を見たいと思います。ただし、私はまだ上値余地があると予想しております。

 

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