FOMCでは、3会合連続の0.75%利上げの3.00%ー3.25%に決定しました。ドットチャートでは、2022年末中央値で4.375%、2023年末中央値4.625%へ引き上げました。このことが、想定以上にタカ派と受け止め、ドルが一段上昇しました。しかし、パウエル議長記者会見を控え、上昇幅を修正する動きも見られましたが、インフレ抑制策長期化を意識され、再び111ポイント台まで上昇しました。
今回のドットチャートで、年内残り1.25%利上げが濃厚となりました。そのため、11月も0.75%利上げの可能性が高まっております。
本日は、正午前後に日銀政策金利発表、16時30分にスイス国立銀行政策金利発表が控えております。市場予想では、日銀は据え置き、スイス国立銀行は0.75%利上げとなっております。ドル円に注視していきたいと思います。
再度、本日の米国市場の反応にも注目していきたいと思います。
こちらのチャートは、大証金60分足になります。回帰トレンドは下向きとなっており、未だ上値の重い展開を予想します。回帰トレンドを見る限りでは、125本期間からチャート左2日間が除外されない限り、トレンドに大きな変化はないでしょう。ただし、昨日も述べたように、終値ベースで7730円以上を付けるようならば、ボックス相場に移行するため、売りポジションは撤退するのが良いでしょう。
こちらのチャートは、大証白金60分足になります。回帰トレンドは上向きとなっており、3900円台は短期売られすぎになります。回帰トレンドを見ますと、期間125本からチャート左3日間が除外されない限り、トレンドに大きな変化はないと考えます。そのため、短期的に狙うならば、3950円以下を買い拾い、ロスカットは3900円割れに設定するのが良いでしょう。ただし、少し混乱すると思いますが、本日の終値が昨日の安値4027円以下ならば、キーリバーサルが完成するため、中期天井を打つ可能性があります。そのため、3950円以下の短期買いを控え、トレンドに変化が出てから新規売りを仕掛けるのも良いでしょう。