ジャクソンホールでのFRBパウエル議長のオンライン講演ですが、年内のテーパリング開始が適切になり得るとした上で、テーパリングは利上げの時期を示す直接的なシグナルではないと言及しました。雇用に関して顕著な進展があり、新型コロナウイルスデルタ株の拡大は注意深く点検するとのこと。資産購入が終了しても長期債保有は緩和的な金融環境を支えるとしています。
年内のテーパリングは、ほぼ確実に行われますが、だからと言って、利上げを急ぐつもりはないと言っているように思います。しかも、テーパリングを実施ても緩和状態は継続するとの見方もあり、ハト派的な発言に思います。