今朝方発表したFOMCは、声明文に大きな変化はなかったものの、パウエルFRB議長の記者会見で、量的金融緩和を3月に終了させ、まもなく利上げを開始すると述べたことで、市場は3月に利上げすると受け止めたようです。テーパリングを年後半から年半ばを意識させる発言もしました。しかも、同氏が記者から「0.25%の利上げを毎回行うか」と質問され、否定をしなかったことも、市場は予想していたよりタカ派と判断したようです。
本日は、日経225が大幅安となりました。昨日、ビックイベント前に反発したので、日経225の買いポジションを利確しましたが、朝方安くスタートしたので、再度買い直した結果、ロスカットがヒットしてしまいました。かなり、売り叩かれた感があります。NYダウの時間外取引は1.2%安でしたが、一方日経225は3%安まで売り叩かれました。本日現物株·先物株共に大商いであったため、個人投資家の追証整理商いが出たように思います。このように下抜けした場合は、一旦リバンドを入れても、再度売り叩かれます。そのため、本日の欧州市場、米国市場通過しない限りは、判断出来かねます。一先、様子見たいと思います。
大証白金は、せっかく3850円まで上昇しましたが、FOMCで市場予想よりタカ派であったことが、日米株価を暴落させ、それの影響を受け、大証白金は長い上ヒゲ線を形成しました。このようになりますと、株次第ですが、突っ込む可能性(目先下がる)があります。本日の白金市場を見ますと、株価が落ち着くと、買われやすかったことを踏まえると、徐々に3850円をトライすると予想しております。ちなみに、下押ししない場合は、日柄が必要かもしれません。基本的な考え方は、変わりありません。
大証金に関しましては、お問い合わせください。