先週末は、中国のゼロコロナ政策終了期待から、上海・香港株上昇。ただし、中国当局者が、ゼロコロナ政策堅持の方針は揺るがないと発言しております。先週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が26.1万人増加(市場予想20万人増加)、失業率3.7%(同3.6%)という結果となり、強弱まちまちの内容でした。そのため、12月会合で0.5%利上げが有力となっております。現時点での0.5%利上げ確率は、61.5%。
ちなみに、今週から冬時間になります。(会員サイト一部抜粋)
【米雇用統計について】
①非農業部門雇用者数が、市場予想を上回ったものの、前回とほぼ同じ水準だったことから、雇用者数の伸びが鈍化との見方②失業率が、市場予想と前月を上回ったこと③平均時給の上昇率が頭打ちとの見方などで、12月利上げ幅が0.5%に傾き、ドル安・円高となりました。
【大証金】
先週末、コメントを更新した途端、中国株上昇により、一気に私が予想していたレンジ上限を上抜けました。正直、ここまで上昇するとは予想しておりませんでした。今回の上昇は、中国ゼロコロナ政策終了期待だけではなく、別の要因も含まれていたように思います。そのため、本日短期買われすぎの領域に突入しましたが、下値は限定的となっております。後講釈ですが、NY金市場で大口投機家の売りポジションが膨らんでいたことも、今回の上昇の要因と考えております。大口投機家のショートカバーがヒットしたことにより、数日間は下げ渋りを見せる可能性があります。私自身、現価格を強気するつもりはありませんが、短期トレンドが変化したことを踏まえると、押し目は買い拾っていきたいと思います。
【大証白金】
大証白金も大証金同様、先週末に大幅切り返ししました。ここ数日間は、日替わりメニューになっております。先週末は、中国・香港株の上昇と、ドル安が影響したようです。繰り返しの話になりますが、ドル高で大証白金が下がるのは当然と言えば当然です。ただし、ドル安で大証白金が下がらなければ、NYプラチナの頭打ちと考えるのは時期尚早です。つまり、今はドル安で大証白金が上昇するということは、まだNYプラチナの上昇余地が残っているということになります。
私の予想では、ここ数日間のNYプラチナ上昇時は、大口投機家の新規買いによるものと考えております。それが、ドル高により同筋の手仕舞い売りが出て、再びドル安で新規買いが入る流れのように思います。ただし、ⅤIX指数が24ポイント台まで低下していること、現物価格よりNYプラチナが未だ割高であること、独自指標が買われすぎの領域圏で推移していることを考慮すると、強気はしたくありません。引き続き、売り勝負で臨みたいと思います。ちなみに、明日終値ベースで4270円を下回れるか注目したいと思います。
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