本日、16時発表のスウェーデンCPIコア指数が、市場予想を下回ったことで、スウェーデン通貨SEK(セック)が反発し、その一方でドル安に進み、ドル円は139円前半まで下落しました。
本日は、昨日に引き続き、NYプラチナについてコメントしたいと思います。私の見方では、全てとは言いませんが大口投機家の一部は、NYプラチナとNYパラジウムのストラドルを行っていたと考えております。本日は、NYプラチナのみ、大口投機家の動向を確認したいと思います。
大証金に関しては、日々の会員サイトをご覧ください。
【プラチナについて】
こちらのチャートは、NYプラチナの日足になります。以前、会員サイトにも掲載していましたが、今回は分かりやすく、なるべく簡単にご説明したいと思います。
①期間10月12日~18日。前週比買い玉2079枚増加、売り玉487枚減少。取組み53728枚。
②期間10月19日~25日。前週比買い玉2086枚増加、売り玉801枚減少。取組み56117枚。
③期間10月26日~11月1日。前週比買い玉140枚増加、売り玉4466枚減少。取組み56534枚。
④期間11月2日~8日。前週比買い玉2454枚増加、売り玉1008枚減少。取組み60301枚。
⑤期間11月10日。始値998ドル、高値1058.2ドル、安値995.1ドル、終値1055ドル。取組み64447枚。
という流れです。
上記チャートと見比べますと、③は大口投機家の買戻しによる上昇であり、それ以外は新規買いによる上昇と判断することができます。①~④の上昇で、買い玉は6759枚増加した一方、売り玉は6762枚減少していました。
注目していただきたいのは、⑤です。高値を付けた日、一気に取組みが3000枚以上増加しました。恐らく、⑤のロウソク足で更に大口投機家は、買い玉を増加させたと推測することができます。ただし、そのロウソク足より下落しない限り、まとまった手仕舞い売りは出にくいと思われます。つまり、NYプラチナ1000ドル割り込むと、2000~3000枚近くの売り注文が出ると予想します。
円高による大証白金の修正安には限界があり、NYプラチナが修正安を演じない限り下がりにくいのも当然です。今後は、⑤のロウソク足に注目していきたいと思います。
多くの方は、大口投機家のネットロング(買い越し)、ネットショート(売り越し)のみを掲載していますが、私はそれだけで判断することはできないと考えております。今回のNYプラチナ上昇にもストーリーがあります。そのストーリーを理解できれば、次のステップに進むことができると考えております。
【日経225】
日経225にも簡単に触れたいと思います。テクニカル面では買い継続ですが、28000円台を買いっていく相場ではないと考えております。本日の空売り比率は、39.8%とほとんど売り込んでいません。しかも、PER(株価収益率)が16.11倍と、16倍を超えていることから、反発は一過性のように思います。とはいえ、突込みは短期的に買ってみるのも良いでしょう。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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