大証白金、反発はあっても上昇は!?17:53

 先週、コリンズ米ボストン連銀総裁が「インフレが高すぎる。0.75%利上げの可能性は依然としてある」と述べ、ブラード米セントルイス連銀総裁は「FRBの政策はまだ十分なレベルに達していない。5-7%の政策金利レンジになる可能性がある」と説明したことで、12月FOMCにて0.75%利上げの可能性が再浮上、そのことからドル高・円安になりました。

ただし、私の見解では、今月いっぱいは12月会合を睨んでドル高・円安の動きもあり得ますが、12月に入ってからは米国景気の動向が重要になると考えております。米国景気後退によるドル安が、そろそろ意識されても良いと考えます。

 大証金は、会員サイトで述べている通りになります。お客様、会員様は、そちらをご覧ください。

 大証白金は、戻り売りで考えております。今でもドル安になればNYプラチナが反発し、ドル高になると下落します。これは、まさに金融政策相場が継続している表れと考えます。先週末公表の米CFTC建玉明細を確認しますと、買い越し枚数が約22500枚まで増加していました。(11月15日時点)恐らく、17日のNYプラチナ1000ドル割れでは、若干買いポジションが整理したと思いますが、まだ20000枚近くの買い越しと予想します。年末にかけて、大口投機家の買いポジションの整理が行われると予想しています。

 一方、大証白金は、ようやく買われすぎから通常の相場に戻ったように思います。11月8日に、それまでのレンジを上抜け4633円の高値を付けましたが、今ではそのスタート地点まで下落しています。本日下落したことにより、高値から346円修正安を演じたことになります。ただし、ここから再び上昇相場に転じるとは思えません。①NYプラチナ1070ドル台で、強材料を織り込んだ。②これから年末相場③景気後退懸念(ネガティブ)は織り込んでいない。④大証白金当先のサヤ縮小。

ここ最近は、全て市場がポジティブに相場を捉えていました。景気指標悪化=FRBによる利上げ幅縮小見通しで、米長期国債利回り低下、ドル安、そのため金融商品全般上昇してきました。しかし、これも12月会合までと予想します。

そのように考えますと、大証白金4400円~4600円を意識しない方が良いと思います。

 

 日経225は、先週のコメントをご参考にしてください。ちなみに、本日空売り比率が44.4%から42.3%に低下しました。これを見ても、市場は弱気しきれなくなっております。つまり、弱気し続けない相場は、上値にも限界があると考えております。引き続き、11月SQ値28225円をポイントとして、トレードするのが良いでしょう。

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