FOMCでのドットチャートに注目。16:25

 本日22時30分に米国CPIコア指数の発表があり、市場予想では前月比0.3%上昇、前年同月比6.1%上昇と、インフレが抑制されているとの見方になっております。前回のこともありますので、注意してみていきたいと思います。12月FOMCの利上げ幅は、ほぼほぼ0.5%で決定すると思われますが、仮に市場予想を下回ると、市場はハト派に反応しやすいと考えます。ドル安・円高・株高・NY市場高。

その一方で、市場予想を上回った場合は、ドル高・株安が予想されます。ボラティリティが高くなると思いますが、翌日公表のFOMCドットチャートが重要になると考えます。

 昨日もお伝えしましたが、市場はターミナルレート(最終到達点)を注目しており、9月会合では2023年末政策金利中央値4.625%をどこまで引き上げるかが焦点です。市場は、5%前後の見方が大半です。

仮にターミナルレートが5%であるならば、12月会合で0.5%利上げ中央値が4.375%になることから、残り0.625%利上げが予想できます。つまり、来年0.25%利上げを2~3回実施、若しくは0.5%、0.25%利上げが予想できます。いずれにしても来年利下げの話は出にくいことから、ドットチャート公表後はタカ派に反応しやすいと予想します。

 

 大証金は、引き続き様子見とします。ドルとNY金の綱引き相場となっていることから、大きく一方向に動くとは思えません。ただし、短期トレンドは〇向きです。FOMC後のNY金の動向を確認した上で、判断したいと思います。

 

 大証白金は、やはり本日底堅く推移しました。現物市場では、1000ドルが下値抵抗になっているように見受けられます。1020ドル以上では買いの手が出てきにくいようです。現物価格1000ドル近辺で、NYプラチナと現物価格の価格差が5~6ドルまで縮小します。ちなみに、現物価格1020ドル以上では、同価格差が10~12ドル開いておりました。共に、NYプラチナが割高です。

ただし、再三述べているように、大口投機家の買いポジションが増加したままであるならば、大証白金を強気したくないと考えております。いずれは同筋の手仕舞い売りが出ると予想しております。

 

 日経225は、本日会員サイトで〇〇を提案しました。ポイントは、昨日も述べたように12月SQ値になります。

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