昨日の米国CPIコア指数の結果は、前月比0.2%上昇(市場予想0.3%上昇)、前年同月比6.0%上昇(同6.1%上昇)でした。そのため、ドル安・円高となり、NY市場は大幅上昇を演じました。この結果を受けて、市場予想のターミナルレート(最終到達点)は、4.84%に低下しました。
明朝発表のFOMCで0.5%利上げとなれば、政策金利中央値が4.375%になることから、現段階で市場は来年0.5%幅の利上げを予想していることになります。つまり、今回のFOMCではタカ派に反応しやすいと考えております。
注目のドットチャートで、2023年末の政策金利見通しが5%台であれば、ドル高、円安、株安、NY市場安が予想できます。いずれにしても、ボラティリティが高く、それまでの相場は意味を成しません。
全ての金融商品に言えることですが、方向性がないように思います。FOMC後の相場動向に注目したいと思います。ちなみに、明朝4時の発表になるため、相場の動きを確認するためには、15日のNY市場まで見る必要があります。
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