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 <昨日のADP雇用者数と本日米雇用統計>

 昨日の米AⅮP雇用統計で、市場予想を上回ったことから、FRBの利上げ長期化が意識され、ドル高が金融商品全般を押し下げた格好となりました。本日、22時30分に米雇用統計があります。市場予想は、非農業部門雇用者数が20万人増加(前回26.3万人増加)、平均時給前月比0.4%上昇(同0.6%上昇)前年同月比5.0%上昇(同5.1%上昇)、失業率は3.7%(同3.7%)となります。非農業部門雇用者数がある程度上回るのは予想範囲内、仮に平均時給の伸び率が市場予想を上回った場合、再びドル高を予想します。しかし、平均時給が伸び悩むと、インフレが抑制されるとの見方から、市場は年内の利下げを予想することでしょう。(ただし、再三お伝えしているように、景気が後退しない限り、インフレ率が2%まで低下しないと思います。)

<本日のマーケットの動き>

 本日昼頃に、ドル円や株式市場のショートカバーが入り、円安、株高となりました。昨日は、海運株中心に空売りが増加しており、本日会員様には日経225の売りポジションを控えめにするよう、注意喚起しました。恐らく、NYダウ時間外反発、米雇用統計前、週末ということもあり、買戻しがメインで行われたと考えます。

<大証金>

 本日の大証金は、円安の影響により、予想していた上限7900円を上回ってきました。ドル高ではありますが、それ以上に円安が進んだことから、大証金はプラス圏で取引終了しました。日本時間が終了し、米国市場で米雇用統計後どのような反応をするか注目です。同指標がタカ派に受け止められた場合、ドル高がNY金の重しになることでしょう。今でも買われすぎの領域にあり、基本売り継続とします。ただし、資金に余裕のない方は、7880円以上ならば、ロスカットしながらポジション取りをお勧めします。(7880円以上が買われすぎの領域であるため、ロスカットし、売り直すことは可能です。)

<大証白金>

 昨日もコメントしたように、4400円前後で買い拾われました。会員サイトでは、朝方の安値を弱気してはいけないと指摘。しかも、NYプラチナは1065ドルがサポートしており、上値目途は立ったものの、NYプラチナ相場は崩れていません。しかも、ドル円が130円を割り込んだ反動高が継続しており、大証白金も下げ渋りを見せております。しかし、私自身、円高が終了したとは思っておりません。正直、1月3日の130円割れは早すぎたと判断おります。そのため、もうしばらくドル円は、130円台で推移することでしょう。主役が円からドルへ移行しないと話になりませんが、NYプラチナが1065ドルを割り込むことにより、1000ドルが視野に入るため、引き続き売り目線で考えていきたいと思います。まだ大証白金短期線が変化していないため、エントリーは見送りとします。ただしい、4450円~4500円は買われすぎの領域です。

<日経225>

 冒頭でも述べましたが、昨日の空売り比率は全体で51%でした。本日は48.5%まで低下おり、買戻しが入ったことが理解できます。しかし、昨日もお伝えしたように、ここからの戻りはロスカットを設定し、売り継続とします。ロスカットは、会員サイトで掲載しております。やはり、日銀の金融政策変更がネックになっていると考えます。日経225は、当面浮上しにくいように思えます。しかも、昨年5月、6月、9月に25000円台で買えば儲かるといった状況ではありません。少しレンジを引き下げて考えるのが良いでしょう。

<ドル円捕捉>

 欧米政府は、インフレ抑制のために大幅利上げを繰り返しております。日本政府は、インフレ抑制のため、円安にするわけにはいかないと思います。日本の場合は、円安が物価上昇要因となっているため。

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