<ドル円乱高下は想定外>
昨日の米小売売上高が、市場予想を下回ったことで、インフレ鎮静化=利上げペース鈍化からドル安・円高となりました。しかし、昨日はドルよりも円のボラティリティが高い1日でした。ここまでドル円が動くとは、想定外です。ただし、個人的に円安を予想しておらず、横ばい、若しくは円高を意識しておりました。正直、昨日の日銀会合後は、130円前後で落ち着くと思っておりました。
<昨日の会員サイト>
昨日の大証金は、一時大きく引かされました。7900円台で新規売りを提案したものの、8002円まで上昇。結果7930円以下で売りポジション解消したため、大きなマイナスにはなりませんでした。ただし、考え方は悪くなかったものの、今回ドル円のボラティリティを予想できなかったのが敗因です。
大証白金は、4300円台は売り方針とし、予想レンジを〇〇〇〇円~〇〇〇〇円に引き下げ、売り目線を継続。すべての売りポジションに利益が出ている状態です。
日経225は、会員サイトで26300円以上は新規売りを提案、一般サイトで再度売りを提案しました。本日の会員サイトでは、一旦全て売り玉決済の話をしました。この考え方も悪くなかったものの、昨日の予想外の動きで、一旦ポジション整理をしました。ほぼトントンでした。
【大証金】
大証金は、大きな逆張りを予想しております。会員サイトで述べているため、予想レンジはそちらをご参考にしてください。NY市場での大口投機家の新規買いは、一先ず一巡したように思います。しかし、NYプラチナと異なり、以前よりも同筋は買っておりません。ということは、手仕舞い売りも思ったほど出にくく、NY市場の下値は限定的になると予想します。よって、円の動向が、大証金に大きな影響をもたらすと考えます。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値が重くなっていると考えます。今までのNY市場とは異なり、大口投機家の追撃買いが見られにくくなっております。むしろ、NYプラチナ上昇する場面は、売り方のショートカバーがメインのように思います。下記のチャートは、NYプラチナの240分足です。17日にも掲載していますので、そちらのチャートと見比べてみてください。
①と②は、先ほども述べたように、恐らく大口投機家のショートカバーによるものと考えます。本来、同筋の新規買いであれば、行って来いの動きはしません。しかも、トレンドが右肩下がりになっているため、同筋は買い方を維持するのが精一杯というように思います。丸で囲んでいるロウソク足が、今後のポイントとなり、その価格を下回ると1000ドル割れもあり得ます。そのため、繰り返しの話になりますが、大口投機家の買い玉整理が行われない以上、引き続き売りスタンスで考えていきたいと思います。
<日経225>
日経225は、今回の日銀金融政策維持を発表したにも関わらず、27000円を上回ることができませんでした。しかも、米国株3指数が、昨日の米小売売上高が予想を下回り、利上げペース鈍化期待にも関わらず、景気減速懸念を理由として、マイナス圏で取引終了したことを考慮すると、すでに高値圏に突入しているように思います。そのように考えますと、日経225の上値は限定的と判断せざるを得ません。相場の方針は、会員サイトに掲載しております。
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