数日間の安値は買い拾われやすい。18:01

【昨日の欧米PMI】

 昨日のユーロ圏総合PMI速報値は、50.2%と好不況の分かれ目である50%を昨年6月以来上回りました。そのため、市場は欧州経済が思いのほか悪化していないと判断したようです。

一方、米国PMI速報値は、46.6%と市場予想を上回ったものの、50%を7か月連続下回りました。それにしては、米国株は堅調に推移しており、正直楽観しすぎているように思えます。

 次のポイントは、週末金曜日、PCE(個人消費支出)デフレーターになります。市場は、前月より低下するとの予想となっており、仮に市場予想を上回るようならば、利上げ長期化の思惑が広がり、金融商品全般上値が重くなることでしょう。ただし、あくまでも目先的な話になりますので、来月FOMC、ECB理事会まで大きな動きはないと予想します。

【大証金】

 大証金は、会員サイトでも述べているように、〇〇〇〇円前半まで下落した場合、売り玉を維持したまま新規買いを考えたいと思います。ドル円が安定期に入っている一方で、ドルは安いままです。ドル安や、中国が昨年2ヶ月で60トン以上金を購入したとの公表が、大口投機家の新規買いを誘発しているように思います。短期トレンドも数日間は上向きのままと予想しているため、安値は弱気しにくい相場です。

【大証白金】

 大証白金は、依然方向性が掴めにくい相場となっております。しかしながら、あと1~3日以内で相場が動き出すと予想します。昨日も述べたように、中国経済への期待などで、再びNY市場が買い進まれるとは思えません。あくまでも現在価格は、過度なリスクオンによる水準と考えており、NY市場が反発しても限界があると予想します。ただし、大証金同様、短期トレンドが上向きとなっているため、今のところ安値を弱気する相場ではありません。もう少し静観したいと思います。

【日経225】

 日経225は、本日の反発場面も新規売りしました。マイナス圏を新規売りする相場ではないため、常にプラス圏で売っていきたいと思います。昨年12月20日に日銀が、長期金利の変動幅を0.5%に拡大、前日19日の日経225は27200円台でした。つまり、ここからの高値は、売りを考えていくのが良いと思います。しかし、27000円割れは、いったん利食いを意識する必要があります。どの相場にも言えることですが、急激に上昇、下降した相場が、簡単に行って来いすることは、ほとんどありません。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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