先週末の12月米PCEコア・デフレーター(個人消費支出)は、前月を下回り、市場予想通りの数字となりました。インフレが鎮静化した一方、クリスマス商戦時期にも関わらず消費の落ち込みが目立ちました。市場はインフレ鎮静化により、FRBの利上げ打ち止め期待で楽観ムードとなっておりますが、インフレにより消費が落ち込んだ分、米企業業績低迷=リストラによって、今後失業率が上昇する懸念もあります。そこは、まだ織り込んでいないと思われます。
しかも、米国ではローン金利が大幅上昇していることも、警戒しておく必要があります。2月~3月は、ファンドの解約時期にもなるため、この時期は要注意です。
今週は、材料が目白押しになります。2月1日~3日までは重要イベントです。恐らく、それまで市場は、手仕舞い中心の動きになることでしょう。
さて、大証金ですが、勝負する相場ではないため、1対2の買い越しで様子見ております。まだ、テクニカル面で売り転換する状況ではないため、余程のことがない限りは様子見とします。
大証白金は、引き続き売り目線です。NY市場で大口投機家の買い意欲が、減退していると判断しております。先週末公表のCFTC建玉明細を見ましても、大口投機家の買いポジションは2週間前に比べ4466枚しか減少しておりません。未だ40000枚近く、買いが居座っている状況です。この買いポジションが整理しないうちは、上値の重い展開と予想します。繰り返しの話になりますが、相場を上にも下にも牽引するのは、大口投機家の動向によるもの。やや、同筋の買い疲れ感が出てきているように思います。
日経225は、基本売りの考え方ですが、もうしばらく上下の振幅があると予想します。重要イベントを前に動きづらく、2月は決算発表を控えていることもあり、安値を弱気する相場ではありません。しかしながら、高値を買う要素もないため、プラス圏では引き続き売り方針とします。会員サイトでは、ご提案した通り27500円の売り玉維持したままです。
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