先週末発表のPCEコアデフレーターが、市場予想を上回ったことにより、来月FOMCでの0.5%利上げ確率が18.1%から27.7%に上昇しました。ただし、VIX(恐怖)指数は21.67ポイントであることから、市場は未だ楽観ムードと考えております。
【大証金】
大証金は、会員サイトで述べた通りになります。それに捕捉するのであれば、FRBの長期利上げ観測でドル高(円安)に対し、大証金がプラス圏で推移したということは、円安の方がNY金下落を勝ったということになります。つまり、ドル高で上値が重いものの、NY金1800ドル前半では底堅く推移しているようにも思います。繰り返しの話になりますが、NY金市場から投資資金が流出している限り、高値期待はできませんが、底値を探るには良い時期かもしれません。大きな相場を描くのではなく、常に逆張りで対処するのが良いと考えます。基本は、買い目線です。
【大証白金】
大証白金は、やはり4000円割り込んできました。上値は4150円前後と予想し、下値抵抗を4050円と考えていましたが、先週末のドル高によりNYプラチナ市場が売り叩かれる結果となりました。先週末もコメントしましたが、NY市場における大口投機家の買い意欲減退が、このような下落を招いたと考えております。少しおさらいをしたいのですが、NYプラチナ今年1月の1100ドル越えは、中国のゼロコロナ解除=中国需要期待が相場をけん引しましたが、ここ最近の下落にも拘らず中国筋の現物買いが低迷しているように思います。南ア国営電力会社エスコムの計画停電等の材料はありますが、地上在庫が130トンある現在では、それほど影響力はないものと考えます。(明確な数字が出た場合は別ですが。)
話は相場に戻しますが、現在のNYプラチナ900ドル前半、大証白金3900円台は短気売られすぎになります。ただし、来月からは日足トレンドの変化が予想できるため、再度戻りは売られやすくなると考えます。先ほどの話にもあったように、1月のような相場は期待できないため、再び4100円前後では売り目線、2日~8日間内の3900円台は小さな買いで考えるのが良いと思います。
【日経225】
日経225は、売り目線継続ですが、相次ぐ大手証券会社による企業への投資判断引き上げが、日経平均株価の下値サポートと考えております。しかし、相場が上昇し続けるとは思えないため、引き続き売りポジションで静観したいと思います。(詳しくは、会員サイトをご覧ください。)
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。
なお、会員も募集しております。お気軽にご参加ください。