パウエルFRB議長の議会証言で、上院では『利上げペースを加速する用意がある』としましたが、下院は『まだ何も決まっていない。データ次第での判断』とのことです。そのため、今週末の米雇用統計に一層注目を浴びることになりそうです。しかし、市場は同氏の発言を受け、0.5%利上げ確率が77.9％（17時時点）まで上昇しております。（前日の0.5%利上げ確率は69.8％）
【大証金】
大証金は、買い目線のままです。ただし、今は1対1のポジションを維持しているだけです。金を買い目線としている理由は、FRBによる利上げ長期化でドルが堅調に推移したとしても、各国中央銀行の金購入でNY金価格がサポートされると考えているからです。しかも、ここ数日間、NY金市場に投資資金が流入し始めていることも、買い目線を継続する理由の一つです。ただし、上昇し続けるかは微妙な時間帯でもあるため、新規買い成立後、吹き値は利食いを意識するのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、売り目線のままです。今のポジションは4150円で売りとなっております。今回の戻った（反発）ところで、新規売りが成立しました。正直、NYプラチナは強気していません。900ドル前半では値ごろ感の買いが入りやすいものの、やはり欧米中央銀行の利上げ長期化は、景気を冷やす要因になり、上値を重くさせることと考えます。そう考えると、欧米経済指標悪化に対し、NYプラチナの下げ渋りを見せる場面が必要になります。繰り返しの話ですが、相場の流れが変わっている現状で、景気悪化に対するNYプラチナの反応が、今後も重要になることでしょう。
【日経225】
日経225は、明日メジャーSQを迎えます。やはり、今週は下げませんでしたね。明日のSQ値が重要です。3月限より6月限が200円以上（配当分）安いため、明日のSQ値を確認してから、SQ値をロスカット目安とし、今後も売りを意識していきたいと思います。
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