今週から米国が夏時間となり、米CPIは日本時間21時30分に発表します。コア指数の市場予想は、前月比0.4%上昇、前年同月比5.5%上昇です。
今月7日パウエルFRB議長が、上院議会証言で「利上げペースを加速する用意がある」と述べたことで、市場は今月FOMCで0.5%利上げもあり得ると予想。10日米雇用統計で平均時給が予想を下回ったことで、0.25%利上げが濃厚と予想。すると、その後米シリコンバレー銀行や米シグネチャー・バンクの相次ぐ経営破綻により、市場は利上げ見送りの可能性も予想し始めております。ちなみに、今月利上げ見送り確立44.6%まで上昇しております。(17時時点)これが、ドル安の原因です。
ただし、個人的にはインフレが抑制しているか否かが重要であり、景気動向は二の次と考えます。つまり、本日のCPIが低下しているようならば、ドル安・円高、NY商品高が予想できます。しかしながら、既に利上げ見送りを予想している中、相場の反応は限定的と考えます。
その反面、市場予想を上回った場合、相場は変動しやすいと考えます。ドル高、NY商品安。
【大証金】
大証金ですが、会員サイトで述べているように、一旦目標水準まで近づいています。つまり、買われすぎの領域。ただし、基本は買い方針です。相次ぐ米国都市銀行経営破綻により、VIX指数は26ポイント台まで上昇しております。紙幣よりも金といったところでしょうか。お客様・会員様には、〇〇〇〇円以上は利食いを意識するように伝えております。利食い千人力ということです。
【大証白金】
大証白金は、昨日売りポジションを決済して正解でした。昨日コメントしたように、やはり反発してきました。繰り返しの話になりますが、相場はポジションの偏りを警戒します。今回、大口投機家が大量買いポジションを維持していたのなら、恐らく米国都市銀行経営破綻のネタで売り叩かれたことでしょう。しかし、既に同筋は弱気をしていたこともあって、ドル安をきっかけにショートカバーが入ったと思われます。そのため、昨日のNY市場出来高は、3万枚を上回る大商いでした。ここからの相場は、昨日の4000円~4200円+50円レンジから、下限を100円引き上げて考えたいと思います。売り目線から当面は逆張り・押し目買いもありと考えます。
【日経225】
日経225は、本日ロスカットが成立し、更に相場は500円下落しました。やはり、落ちるナイフをつかもうとすると、危険です。ロスカットを設定する必要があります。個人的に日経225を取引する場合、200円幅を目安に考えます。ご参考にしてください。さて、今後の日経225の展開ですが、相場の流れは良くありません。しかしながら、日経平均空売り比率が46.3%まで上昇していることや、PER12.8倍まで低下したことで、反発しやすくなったようにも思えます。しかし、もう一段下落しない限りは、新規で買うつもりはありません。よって、現段階では戻り(反発)を待って、売りで対処していきたいと思います。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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