本日の大証金、大証白金は、明暗を分ける結果。17:17

 3月FOMCでは、市場予想通り政策金利を0.25%引き上げ、4.75‐5.00%に決定しました。2023年末の政策金利見通しを中央値5.1%と据え置いたことで、市場は利上げ停止も近いと考えた一方、パウエルFRB議長は「年内の利下げは考えていない、必要とあればいつでも利上げできる用意がある」と発言したことで、ドル安一服、NYダウ安となりました。ややタカ派的に受け止められたようです。

【大証金】

 大証金は、昨日の会員サイトで新規買い成立、〇〇〇〇円まで反発した場合は利食いを考えていきたいと思います。昨日一般サイトでコメントしたように、本日反発しました。基本は、もうしばらく買いスタンスで臨みたいと思いますが、次にNY金が2000ドルを上回り、大商いとなった場合は要注意です。2回目の過熱は、まとまった下落を呼び込みます。

 なぜ金が強いかは、昨日コメントした通りになります。昨日のコメントをご参考にしてください。

【大証白金】

 大証白金は、昨日会員サイトで述べたように、夜間取引で新規売りが成立しました。ただし、短期トレンドがやや上向きに傾き始めていることから、突っ込んだところは利食いを意識したいと思います。なぜ白金がレンジ相場になっているかは、昨日コメントした通りになります。簡単に言いますと、投資資金が流出しているからです。つまり、大口投機家のポジション整理中は、相場が一方向に動きにくいものです。しかも、為替が円高に動いていることが、大証白金の上値は重くさせているように思います。昨日のコメントをご参考にしてください。引き続き、4050円~4150円+50円レンジを予想します。あくまでも2月限ベースです。

【日経225】

 日経225は、3月22日の大陽線によって、下落しにくくなったと考えております。会員サイトでは、既に方向性を切り替えており、余程のことがない限り、新規売りは見送りとしております。そのため、突っ込む(やや下げ)か否かは分かりませんが、もし日経225が堅調に推移するようならば、3月30日の配当権利落ちまで様子見たいと思います。

【持論】

相場は、投資資金が流入すると堅調に推移し、流出すると軟調になりやすい。そのことを理解するだけでもトレードの仕方に役立ちます。一番簡単なことは、繰り返しの話ではありますが、大口投機家の動向に注視することです。材料を大口投機家が、どのように重視しているかを確認するのが良いでしょう。まさに、今のNY金とNYプラチナの大口投機家動向は異なります。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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