先週末のミシガン大学消費者態度指数が市場予想を下回った一方、5年先インフレ率が3.2%と上昇したことで、再びFRBによる利上げ長期化が意識されたようです。しかし、6月会合での据え置き確率は、83.4%(17:30時点)と高止まりしております。
【大証金】
先週会員サイトではストップロスを8657円に設定した上で、8600円台無条件で買い拾いと提案し、本日は8800円台で利食いを意識するように伝えました。基本買い方針であり、NY金2000ドルが下値抵抗になる可能性があると予想した通りの展開になっております。ただし、NY金2050ドル以上では買い進まれにくいため、引き続き一定レンジ内の買い主体で臨むのが良いと考えます。詳しい内容は、以前からコメントしている通りになります。
【大証白金】
一方、先週会員サイトではストップロスを4529円に設定した上で、4600円前後を買い拾いと提案しましたが、先週末にロスカットがヒットしてしまいました。先週末のNYプラチナ相場で、やや大口投機家の手仕舞い売りが出たように思えます。
こちらのチャートは、NYプラチナの日足になります。②を下値抵抗にしているのが確認できます。5月安値は1043ドル台であり、元々は①の大陽線が相場をサポートしている可能性が高いと考えます。
本日日本時間14時にWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)から第1四半期プラチナ需給予測レポートが公表されました。それによりますと、前回(3月8日)レポートに比べ、供給不足が約14トン増加し31トンとのことです。需要増加見込みを述べておりました。ただし、繰り返しの話にはなりますが、2021年~22年で60トンの供給過剰となっていたため、まったく相場に影響しないというわけではありませんが、このことで高値を意識するとは思えません。よって、もうしばらくはレンジ相場で推移するように思います。
話は大証白金に戻しますが、短期トレンドが上向きから下向きに変化する可能性が出てきました。そのため、ここ数日間の動きが重要になります。今後の相場動向を確認し、ポジションを取っていきたいと思います。
ちなみに、明日発表のNYプラチナ取組高が、前日より減少しているかにも注目したいと思います。
【日経225】
先週の会員サイトでは29000円前後買い拾いと提案し(ストップロスは設定済み)、本日は29500円以上では利食いを指摘しました。
本日600社以上の決算発表があり、今までも企業の自社株買い、増配などの方針を打ち出していることもあり、ここまで日経平均が堅調に推移した要因と考えております。以前のコメントでも決算期間に高値を出す可能性があると予測した通りの動きになっており、今後のポイントは5月SQ値である29235円を日経平均株価が下回るか否かです。今は、まだ押したら買い拾われる相場と予想しております。
無料会員サイトは、金・白金の場合、9時前後更新いたします。日経225は、9時30分~10時を予定しています。会員サイトと一般サイトは、同じ見解であり、トレンドに関して会員サイトが明確になっております。お客様、会員様は日々の短期トレンドをご確認ください。
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