本日は、日経225からコメントしたいと思います。
【日経225】
先ず初めに、すごい相場になりました。本日、夜間取引で2021年2月に付けた30710円をあっさり上抜けてきました。今回上昇している要因は、1株あたりの利益が若干増加したことや、各企業が自社株買い・増配に動き出すこと、新型コロナを2類から5類に移行したことでインバウンド需要期待、昨日発表した日本GDP速報値が予想を上回ったことなどなどが挙げられます。今まで溜まりにたまっていた鬱憤が、爆発したように思います。正直、ここまで早い段階で上昇するとは思いませんでした。
昨日のコメントでは、もう一段高は意識した方が良いと述べましたが、かなり過熱してきております。ここは、完全に買われすぎです。あまり、逆向かいはしたくありませんが、最小枚数ならば売ってみても良いと考えます。ただし、再三述べているように、1手～2手下げたところは買い拾われやすいため、利食いができれば早めに対処するのが良いでしょう。
【大証金】
大証金は、基本買い方針です。ただし、NY市場で2000ドルを割り込んだこと、米国債務上限問題がポジティブに反応していること、短期トレンドが横ばいであることから、一方向には動きにくいと予想しております。そのため、引き続き一定レンジ内でのトレードが望ましいと考えます。高値を追っかけて買う相場ではないでしょう。
【大証白金】
昨日4600円を上抜けましたが、個人的に強気したくありません。その理由としては、大口投機家の大量買いポジション維持、WPIC（ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル）レポートで今年31トンの供給不足になるとの予測が公表されたこと、それと市場が楽観しすぎていることです。今年の世界のプラチナは31トン供給不が見込まれており、既に相場へ織り込まれていると判断しております。余程のことがない限り、高値トライは困難と考えます。しかし、まだ下落する相場ではありません。そのため大証金同様、一定レンジ内を意識しながらトレードするのが良いでしょう。
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