大証白金は、時間軸でやや売られすぎ。ただし短期トレンドは変化。17:46

【大証白金】

 大証白金は、昨日のコメントで「数日間で動き出す」と述べましたが、本日大幅安を演じました。NYプラチナ市場における大口投機家の大量買いポジションの存在や、南ア・ランド安の影響、それと強材料を織り込んだ反動と考えております。米国債務上限交渉難航、FRB高官の相次ぐタカ派発言も材料視されたように考えております。

 繰り返しの話になりますが、マクロの視点では需給は不可欠になりますが、ミクロの視点ではポジション動向が重要視されます。現物筋以外のポジションの偏りは、相場に影響してきます。ショック安は、その影響です。つまり、買われすぎ、売られすぎを作るのは、大口投機家、即ちファンドということになります。

 本日NY時間外取引で1020ドルまで下落し、それが東京時間からロンドン時間に移り変わるタイミングだったため、日欧のポジション整理が行われたように思えます。しかしながら、昨日のNY市場の出来高を確認しましても、完全に大口投機家が投げ売り(手じまい売り)をしたようには思えません。

 大証白金の時間軸はやや売られすぎを示しており、多少の反発があると予想しておりますが、数日間の戻りの中で売りを意識しておくのが良いでしょう。

 個人的には、NY市場で一旦1000ドルを割り込んだ方が、スッキリするように思います。

【大証金】

 大証金は、会員サイトで述べているように、レンジ下限をアップし、突込み買い拾いが良いと考えます。以前から述べていますが、NY市場で2000ドルを割り込んだことで、上値が重くなっていると思います。しかし、円安が大証市場のサポート要因になっているほか、各国中央銀行の金購入がNY金市場のサポート要因になっております。

 NYプラチナと異なり、NY金の場合は現物の買いが入りやすい環境です。そのため、大口投機家の投げ売りが出たとしても、底堅く推移していると予想します。よって、以前と同様に、一定レンジ内での買い主体トレードが望ましいと考えます。

【日経225】

 日経225は、相場が一旦落ち着きましたが、まだ弱気する相場ではないでしょう。少なくとも、約2か月間で5000円近く上昇したものが、簡単に一番天井を付けて下げるとは思えません。これだけ上昇した相場は、私の経験上、2~3回高値をトライするケースがあります。個人的に強気しているわけではありませんが、相場のリズムが変化しない限りは、弱気する相場ではないでしょう。

無料会員サイトは、金・白金の場合、9時前後更新いたします。日経225は、9時30分~10時を予定しています。会員サイトと一般サイトは、同じ見解であり、トレンドに関して会員サイトが明確になっております。お客様、会員様は日々の短期トレンドをご確認ください。

 お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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