中銀ウィーク終了後、円安は下値サポート要因。18:03

 本日で、中銀ウィークが終了しました。昨日のECB理事会では、市場予想通り政策金利を0.25%引き上げ4.00%に決定したものの、ラガルド総裁が7月利上げの確立が高いと発言したことで、ユーロ高・ドル安・円高となりました。

一方、本日の日銀金融政策決定会合では、何も変更なく大規模緩和維持したことで、一気に日経平均高・円安の動きになりました。

よって、現時点の為替は、ユーロ高・ドル安・円安となっております。

【大証金】

 大証金は、予想以上に上昇してきました。本日会員サイトでは、8727円以下の買い玉を8800円台で一旦利食いと提案したものの、為替がドル安・円安の動きになったため、大証金は更に一段高になりました。このような動きになりますと、押し目買いの水準を引き上げるしかありません。それと、狭いレンジでの動きは一旦終了と判断し、円安が続く限り上向きトレンドをイメージしておきたいと思います。(行き過ぎた円安は、警戒。)

【大証白金】

 大証白金は、やはり反発してきました。ただし、本日のドル安・円安が、余計に大証白金を強くしたように思います。昨日のコメントでも述べたように、中国筋の買いや大口投機家の売り込みが、昨日NYプラチナの反発を引き起こしたと考えます。本日日中取引の40円以上上昇は、ドル安・円安によって招いたものと判断しております。

 ここからですが、ドル安である限りNYプラチナは底堅く推移すると考えますが、あくまでもFRBは年内2回利上げする用意があると伝えたことから、このままドル安が継続するとは思えません。しかも、昨日のNY市場出来高を見ましても、大口投機家のショートカバーが出たように思えるため、数日間は円安で大証市場は下げ渋る可能性は高いものの、円安だけで強気する相場ではないでしょう。よって、円安が続く限りは、逆張りで対処するのが良いでしょう。

【日経225】

 日経225は、夜間取引で高値更新してきました。昨日、岸田首相が、衆議院解散を否定したことで、33000円前半まで下落したものの、日銀会合を受け、高値を更新してきました。昨日もお伝えしたように、高値を更新している限り、弱気はできません。本日の安値を下回ってくると、やや流れが変わり始めるサインと考えて良いでしょう。よって、2日~3日間の相場を注視していきたいと思います。

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