円安サポート要因の期待後退。17:37

 相場にタラレバは、存在しません。現価格から下がるか上がるかの可能性を分析すること、何故下がっているか上がっているかを推測することが、相場分析に不可欠。

 本日は、米国CPIの発表があります。市場は、インフレ抑制を予想しております。仮に、市場予想より上振れした場合、ドル高・円安も考えられます。しかし、下振れした場合は、もう一段の円高を意識した方が良いでしょう。ドル円に関してのお問い合わせは、メール、若しくは電話にて承ります。

【大証金】

 大証金は、先日から述べているように、やはり上値の重い展開になっております。昨日もお伝えしたように、底を買おうと思う必要はありません。落ちるナイフほど危険なものはありません。今回の下落要因は、円高とインフレ抑制と思われます。今までは、円安が大証金のサポート要因でしたが、その助けは当分無いものと考えます。よって、弱気はしませんが、今は様子見とします。

【大証白金】

 大証白金は、何度もお伝えしているように、まだ強気する相場ではありません。昨日も指摘していますが、既に大口投機家はNYプラチナ市場で約36000枚買いポジションを保有しており、ピーク時では43000枚ということから、仮に同筋が買うとした場合、7000枚ほどの余力しかありません。そのため、その買いポジションを減少させる日柄か、若しくは価格下落が必要と考えます。しかも、今まで大証白金のサポート要因の円安は当分なくなったものと考えており、いずれにしても上値の重い要因になりそうです。

【日経225】

 日経225は、ようやく32000円を割り込み、日経平均株価も6月限SQ値を下回りました。日経レバETFの信用売り残は買い残を下回り、下値サポート要因が徐々に消え始めております。日経225が、6月19日33950円と7月4日33810円の2番天井を付けたこと、32000円以上で20営業日以上取組んだことから、今後上値が重くなると予想しております。恐らく、〇〇〇〇〇円台までの修正安があると予想しております。ただし、2番天井、三尊天井は、安易に考えてはいけません。強力な天井と判断せざるを得ません。

 

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