FOMCでは、大方の予想通り政策金利を0.25%引き上げ、FFレート誘導目標を5.25-5.50%に決定しました。声明文は、前回とほぼ同じ内容でした。その後のパウエルFRB議長の記者会見で、年内にあと一回の利上げは残っているものの、9月会合での利上げはデータ次第とし、年内の利下げについては否定しました。
今回の同氏記者会見の内容では、インフレ目標2%に戻るには2025年までかかるとし、あと1回利上げをした後、政策金利を据え置いて状況を確認するということだと思います。
記者会見でハッキリした内容ではなかったため、タカ派とは捉えなかったようです。同氏記者会見後は、若干ドル安に振れました。
【大証金】
大証金は、ドル安に振れたことでNY市場が反発しましたが、円高の影響で上値を抑えられる格好となりました。昨日もコメントしましたが、〇〇〇〇円前後で買い拾いを提案、しかし8866円までしか下がらなかったので、新規買いは成立していませんでした。(会員サイトでは、価格を掲載しています)
会員サイトでも述べたように、慌てる相場ではないと判断しています。基本は買い主体ですが、円安一服感が大証金の上値を重くさせるため、突込みを買い狙うのが良いでしょう。おそらく、〇〇〇〇円割れはないと考えています。
【大証白金】
大証白金は、ドル安に振れたことでNY市場が反発しましたが、円高の影響で上値を抑えられる格好となりました。(やはり、パウエルFRB議長記者会見後にドル安に振れ、その影響でNY市場が下値を切り上げた格好となりました。)
本日、ECB理事会があります。市場予想は、0.25%利上げです。ラガルドECB総裁の記者会見で、今後引き続き利上げを継続するかがポイントになります。利上げを継続すると強調した場合は、ユーロ高・ドル安が予想でき、NY市場のプラス要因になります。しかしながら、以前から指摘しているように、個人的に大証白金を強気しているわけではありません。今は、レンジ相場を意識しております。4200円台は売るべからず、4300円台は買うべからずです。その理由については、昨日のコメントをご覧ください。
【日経225】
日経225は、やはり7月限SQ値42484円を軸として、反発しました。ただし、前回のように、上昇し続ける相場へ発展するとは思えません。市場心理を予想した場合、以前の上昇相場を恐怖と感じた投資家も少なくないと思います。そのため、売り玉をすぐに決済することが考えられます。それが明らかに数字化しているのが、空売り比率です。空売り比率は、40%前半と低迷しており、価格が高いけれども売りにくいといったところでしょう。しかも、日経レバETFの信用売り残は減少傾向にあり、上昇を後押しする要素が、以前より少ないように思います。そのため、高値飛びつき買いは避けたいと思います。
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