【市場が警戒している要素】
今朝方公表したFOMC議事録(7月25~26日FOMC)では、多くの参加者が利上げを支持しており、インフレ抑制のために引き締めが必要との内容で、市場はタカ派に受け止めたようです。そのため、ドル高によりNY貴金属市場は上値の重い展開になりました。ただし、9月会合での据え置き確率は、86.5%と高水準で推移しております。
中国経済悪化は予想範囲内と考えていましたが、15日に中国国家当局が8月から若年層の失業率データ発表を一時停止することにしたため、中国経済は予想以上に悪化しているのではとの見方が広がっているようです。市場は、不透明性を嫌うため、思惑が相場の下振れリスクになっていると思われます。
私は、市場参加者の動向が重要と考えます。材料に躍らされず、市場参加者の動向を冷静に判断するのが不可欠です。(一般投資家ではなく、大口投機家・海外投機家のポジションが重要)大きく売買している投機筋に注目するのが、シンプルです。
【大証金】
大証金は、引き続き買い指値継続とします。繰り返しの話になりますので、昨日のコメントをご参考にしてください。矛盾する話ではありますが、NY金上昇に期待はしていません。ただし、大口投機家の買いポジションが膨らんでいるわけでもなく、下値も限定的と予想しています。そのため、今後ドルと円がポイントになることでしょう。一つ補足するとしたら、仮にドル安で、NY金が反発したとしても、その反面円高に振れると、当然大証金の上値は重くなります。したがって、一方向に動くという考え方ではなく、反発した場面では利食い、買いは見送りとします。
【大証白金】
大証白金は、予想通り本日は上値の重い展開となりました。ただし、あくまでもレンジ内での動きであり、そのレンジを意識した買い主体の逆張りが良いと考えます。ドル高により、NY市場に売り圧力が加わっていますが、安値を切り下げていくような相場は考えにくい。むしろ、安値を大口投機家が売り込むと(安値日柄が長いと)、その反動高はドル安・円高を無視した動きが予想できます。(円高以上にNYプラチナ上昇が大きい可能性)よって、〇〇〇〇円以下では買い方針とします。ただし、目先的に反発した場面は様子見とします。
【日経225】
日経225は、本日反発せずに、安値更新しました。テクニカルは、売り継続となっておりますが、〇〇〇〇〇円以下は中期売られすぎの位置にいます。そのため、安値を弱気する相場ではないと考えます。昨日お伝えした空売り比率は、本日若干上昇し46.6%でした。
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