本日のマーケットを振り返りますと、米国政府機関閉鎖懸念、自動車メーカーによるスト長期化懸念、FRBの長期金融引き締め観測、中国恒大集団の再度売買停止等が、相場を押し下げたように思います。
ただし、その一方で、米国政府機関の閉鎖や自動車メーカーのストライキが長期化した場合、景気減速する中で物価上昇が緩和され、FRBが金融引き締めを長期化する必要がないとの声もあります。
つまり、今の相場は四半期末ということもあり、悪材料を重視した動きになっていると思われます。そのことを明日以降の相場が吸収できるか注目したいと思います。
【大証金】
大証金は、米国長期国債利回り上昇により、売り叩かれたというよりは、買い方の手仕舞い売りが出たように思います。いつも指摘していますが、大証金はNY金とドル円にプレミアムが加算した結果と考えます。つまり、円安を維持しながら、本日のように大証金が大幅安になったということは、当然NY金市場が大幅安となったからです。円安だけでは、大証金は上昇できません。NY金が上昇しない限りは。
しかしながら、ドル独歩高の中でNY金が1800ドル台に低迷したことを考えると、各国中央銀行の買いが入りやすいと予想します。米長期利回りが、このまま上昇し続けるとは思えないため、引き続き買いを意識したいと思います。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値の重い展開になりました。NY市場の中心限月は1月限に変わり、大口投機家等の乗り換えは完了したと思います。今回の1週間程度の乗り換えで、NY市場の取組みが減少していたことを考慮すると、買い玉の乗り換えに対し、買い枚数が減少しているように思えます。つまり、売りの比重が強かったように思います。これは、ドル独歩高が要因と考えておりますが、あまりにも素直に900ドルを割り込みました。
大証白金を見ますと、未だ短期トレンドは下向きであり、〇〇〇〇円以上になると売り物が出やすいと考えます。少なくとも、NY市場で900ドルを回復する必要があります。900ドルは下限と予想しておりますが、明日以降中国市場が休場になるため、どのような動きをするか注目したいところです。
買いを意識していましたが、もうしばらく様子見たいと思います。
【日経225】
日経225は、本日恒大集団売買停止をきっかけに売り圧力が強まりました。後場に入り、配当再投資により安値から切り返す場面も見られましたが、結局上値の重い一日でした。
明日は、日経平均にリバランスの売りが5000億円規模出る予定であり、更に上値の重い月末になりそうです。ただし、明日再度売り叩かれたところでは、短期的に買いを考えたいと思います。会員サイトのコメントで、本日買い拾った方は、欲張らずに利食いを意識してください。
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