【大証金】
昨日のNY金市場では、利上げ打ち止め観測が広がり、米長期利回り低下・ドル低下したにも関わらず、15ドル以上下落しました。しかも、中東情勢が未だ緊迫化しているにも関わらず、今までのように買い進まれることはありませんでした。つまり、金にとっての買い要因に反応薄を考慮すると、ある程度強材料を織り込んだように思えます。やはり、今の現状ではNY金2000ドルを維持することは困難なのかもしれません。よって、引き続き修正安を予想した上で、静観したいと思います。
【大証白金】
昨日のNYプラチナ市場は、米長期利回り低下、ドル低下にも関わらず、20ドル近く下落しました。つまり、昨日も述べたように、ドルや米長期利回りで動いている相場ではないということになります。別の要因を考えた場合、PGM生産大手のインパラ・プラチナムの四半期生産高増加が大口投機家の売り材料になっているのかもしれません。実際、NYパラジウムは、2日間で90ドル近く下落しております。このことが足を引っ張っており、NYプラチナの心理的節目900ドルを割り込んだ要因と考えます。いずれにしても、PGM独自の要因と考えます。
正直短期売られすぎの相場ですが、同筋は本日のNY市場で3日間新規売りしていると思われます。会員サイトで述べましたが、時間足は下向きトレンド、〇時間足は売られすぎを考慮すると、私のイメージでは数日間上値の重い展開後、急反発も視野に入れております。
したがって、以前は4350円~4500円レンジを予想していましたが、あるか否かは別とし、4230円前後までは意識しておきたいと思います。しかも、ここまで大証白金が下落しますと、予想レンジを4250円~4400円に引き下げて考える必要があります。ただし基本は、買いスタンスであり、〇〇〇〇円台は仕込み場と考えます。NYパラジウムの動向に注意したいと思います。
日経225は、会員サイトで述べている通りになります。本日の空売り比率は、44.8%に上昇しました。