昨日発表の米卸売物価指数が、市場予想を下回ったことで、米国市場に安心感が広がったようです。しかし、本日中国・香港株が軟化したことを受け、一気に日本金融市場に利食い売りが入ったと思われます。
【大証白金】
NYプラチナは、以前から述べているように、昨日900ドルを上回ってきました。14日・15日のNY市場は、大口投機家のショートカバーによるものと判断しております。しかし、昨日900ドルを上回った割に、出来高が思ったほど多くありませんでした。そのように考えますと、未だ同筋のショートカバーによる反発が予想できます。昨日もお伝えしたように、同筋の売りすぎ=相場売られすぎの修正は必須であり、それが解消しない限り下げ渋りを見せると予想してます。
多くの投資家は、高値を覚えると安値は売りにくくなり、安値を覚えると高値は買いにくくなります。それを払しょくするには、原点を振り返るのが良いでしょう。原点とは、NYプラチナ価格です。(私は、NYプラチナ価格と現物価格の差を確認します。)
今まで900ドル台から800ドル台まで下落すると積極的に買えた相場が、800ドル台から900ドルまで切り返すと買いにくくなりますが、900ドルはここ数年間の安値になります。(しかも、今はガソリン車の代替品としてプラチナ需要が増加しております。)そのため、大証白金が仮に4000円を下回る下落があるとすれば、120円までの円高しか考えられません。ただし、そのような円高は想定できないため、NYプラチ900ドル以下は弱気する相場ではないと判断しております。
しかしながら、短期的に見るのであれば、NYプラチナ価格が〇〇〇ドルまで反発すると、再度失速する可能性はあります。つまり、日柄調整が必要になると考えます。よって、もう一段高を期待しながら買いポジション維持し、800ドル台では買いを意識するのが良いでしょう。(年に数回しか行き過ぎの相場はありません。)
【大証金】
大証金は、午前中9510円前後で下げ渋ったことで、〇〇〇〇円までの反発も想定できます。個人的には、大証白金もそうですが、NY市場の価格を気にしています。つまり、昨日も述べたように、NY金は1940ドル台で売られにくく、1990円以上は買われにくいと予想しています。それに為替を加えると、大証金の動きが予想できることでしょう。ドル円に関しては、一気に上昇すると介入警戒感が出ますが、財務省はマネーゲームをする機関ではないため、余程のことがない限り円買い介入は行わないと思います。海外投機家も介入警戒心がある以上、積極な投資は避けると予想しており、円高に動くケースは少ないと考えます。150円前後が居心地の良い水準と思います。
【日経225】
日経225は、一時33620円まで上昇しましたが、昨日の大幅上昇もあり、本日利食い売りが入ったと考えます。日経平均空売り比率は、2日連続30%台と低迷しております。つまり、空売りの買戻しで反発している相場ではないということです。恐らく、海外投機筋の新規買いが朝一番に入ったように思います。中国筋が日本株式市場に資金を投入するとの話もあり、今後も33000円を維持するように思います。
仮に33000円台で日柄調整するようならば、6月19日高値33950円を上抜けると予想します。しかし、34000円を上回った時点で、買われすぎの領域になるため、そこからは利食いを意識していきたいと思います。
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