円高に傾き、目先は大証市場の上値を抑える可能性大。しかし、、、15：38

　FRBの利上げ打ち止め観測が強まり、ドル安・米長期利回り低下しています。

　11月14日時点で、大口投機家の円売りポジションが膨らんだのも、今回の円高を招いているように思います。恐らく、円売りの巻き戻しの動きが起きていると考えます。このまま円高が進むとは思いませんが、ドル円のテクニカルが弱気になったため、若干更なる円高を意識しておくべきでしょう。

【大証金】

　大証金は、予想外に本日下落しました。先週末は、4700円近く（NY金2000ドル近く）まで反発すると予想し、そこで2番天井を形成した上で、9400円～9250円あたりまで下落するとイメージしていました。しかし、そこまで上昇できずに本日9500円を下回りました。ドル安にもかかわらず、NY金市場が買い進まれなくなったことから、目先2番天井形成と判断してます。戻しても大幅反発はしないと予想します。先ずは、10月に上昇した修正を行うことでしょう。買いは、引き続き見送りとします。

【大証白金】

　大証白金は、一進一退の動きになっております。先週末に公表した米CFTC建玉明細を見ますと、14日時点で大口投機家の売りポジションが前週比約15000枚増加していましたが、買いも前週比約4000枚増加していました。恐らく、今回843ドルから913ドルまで上昇したところで、同筋売りポジションは5000枚～7000枚は減少したと予想していますが、買いポジションが未だ約45000枚維持していることが気になります。この買い玉が減少していないことを考慮すると、目先上値もあまり期待できないと思います。ましてや、円高に傾いたこともあり、今月いっぱいは大幅上昇の可能性は低く、仮に反発したところがあれば、一旦買い玉の利食いを意識した方が良いでしょう。もうしばらくは、レンジ相場を予想します。

【日経225】

　日経225は、上昇が続きません。ここにきて、私のお客様は、新規買いし、反発場面で利食いと、上手に利益を重ねております。個人的には、34000円以上からは買われすぎの領域になるため、33000円でもたつくようならば、一旦売り叩く場面もあるかもしれません。ただし、私の予想では、下落したからと言って、そのまま下落しづけることは考えにくく、もう一度本日の高値33870円付近までは浮上すると予想します。基本は、未だ買いスタンスで臨みたいと思います。