上昇し続ける相場は考えていません。18:06

先週末の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、失業率が下回ったことで、市場は来年利下げ目安を5月以降との見方に変化したことで、ドル、米長期利回りが反発しました。市場は、いつ利下げをするか注視しているようです

【大証金】

 大証金は、繰り返しの話ですが、現水準で弱気をするつもりはありません。しかし、ドル高・長期利回り反発していることで、NY市場の上値を抑制させることになりそうです。しかしながら、一旦は円高が落ち着いたように思えるため、現水準で売りは一切考えません。数日間上値の重い展開をイメージしていますが、押し目は買い拾ってみるのも良いと考えます。

【大証白金】

 大証白金は、予定通り4300円までは値を戻してきました。先週末の米CFTC建玉明細を見ますと、大口投機家の売りポジションが増加し、買いポジションは減少していました。つまり、11月29日から12月5日は、市場が弱気に傾いたということになります。ただし、ここで注目したいのは、大口投機家の買いポジションが減少したということです。繰り返しの話ですが、今までは買いポジションが減少していなかったため、私自身常にコメント内では4500円以上は困難と予想していました。

ここ数か月間は、同筋のショートカバーのみの反発しか見られませんでした。年末であるため、積極的に買ってくるかは定かでありませんが、来年以降は新規買いが入りやすくなると予想しております。目先的には、若干下押しも意識しておく必要はありますが、引き続き買いスタンス継続とします。

【日経225】

 日経225は、日替わり相場になっております。先週末もコメントしたように、空売り残が47%台まで上昇したため、本日のような相場を演じたと考えます。本日は、40%台まで低下しております。つまり、空売りの買い戻しが目立った一日と言えるでしょう。ちなみに、空売り比率の目安は、35~50%で判断するのが良いでしょう。本日反発しましたが、先週2日間で1200円以上下落した相場なだけに、簡単に33000円をクリアするとは思えません。よって、明日以降の突っ込みを買い拾うイメージで臨みたいと思います。本日、12月限SQ値32640円を上回ったことから、弱気するつもりはありません。

 

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