以前にもコメントしましたが、円売りポジションが減少していたこともあり、日銀金融政策会合後に円安に反応したと思われます。お客様にも質問を受けましたが、ドル円はもうしばらく140円~145円レンジ相場をイメージしております。ただし、円高の流れが一巡したと判断しており、日本市場が円高進行で売り叩かれる懸念は、一先ず払拭したと考えます。
大証金は、以前から述べていたように、やはり9200円台は弱気できませんでした。一部のお客様は、本日買い玉を利食いしました。一旦は、9400円台売られやすいと考えておりますが、短期トレンドが上向きに転換したこともあり、レンジ下限を引き上げて考えたいと思います。しかも、日柄の経過とともにレンジ上限も引き上げて考えていきたいです。基本は、突っ込み買いスタンスです。
大証白金は、やはり4400円に近付いてきました。今はNY市場で、大口投機家のロールオーバーが活発となっており、それが終了するまでは上値を試す可能性があります。こちらは、以前4200円~4400円レンジをイメージしていましたが、レンジ上下限を引き上げて考えたいと思います。基本は、突っ込み買い方針です。
日経225は、本日大幅高となりました。当然、円安の影響があり買い進まれましたが、以前から指摘していたように34000円以上は売り物が出やすいと予想しています。本日、空売り比率が39.9%まで低下したことを踏まえると、明日は売り有利の展開が予想できます。ただし、そういった突っ込んだ場面は買い拾ってみるのも良いでしょう。
全ての金融商品に言えることですが、円高が一服したことで、安値を売りたたきにくくなっているのも事実です。そのように考えると、為替分でレンジを引き上げて考えるのが良いでしょう。