【大証金】
大証金は、やはり9400円台で一旦売られた格好となりました。ただし、以前のように弱気する相場ではないと判断しています。昨日もコメントしましたが、円高が一服していることで、大証金のコストダウンは考えにくいと思います。しかしながら、10000円台から9200円まで一気に下落した相場が、簡単に浮上するとは思いません。つまり、以前までのレンジ下限を引き上げ、往ったり来たりの相場展開を予想します。以前予想していたレンジは、9200円~9400円。それを100円引き上げて考えます。
【大証白金】
大証白金は、やはり下げても反発する相場です。しかし、ここからの反発は、利食いを意識するのが良いでしょう。昨日指摘しましたが、NY市場で大口投機家及び大口当業者等の乗り換えが進んでおります。その乗り換えが終了するまでは堅調に推移すると述べた理由は、現価格にあります。
以前よりもNYプラチナ価格が上がっているため、大口投機家の買い方は利食いし、乗り換える際に枚数を多くする可能性があります。つまり、1月限を100枚決済し、4月限に110枚買うような展開が予想できます。一方、売り方は、先ほどの反対で損決済したものを同枚数売り直す可能性は低いということになります。そのように考えると、乗り換えている間は、市場は堅調になりやすいということです。これは、大口投機家の買値が900ドル前半であるからです。同筋の売値は、おそらく920ドル前後と思います。そのため、マイナスを抱えている方が不利ということになります。
ただし、乗り換えが終了すると、当然現価格での買値に移行するため、相場が何らかのきっかけで下げた場合は、売られやすくなるのも事実です。今週末の米CFTC建玉明細を見て、確認したいと思います。
【日経225】
日経225は、一進一退の動きになっております。昨日、空売り比率が39%台まで低下したため、本日は売り有利の展開を予想していました。正直、ここまで下げるかというところです。ただし、以前にも指摘したように、33000円台で2週間揉み合い、その後下落したことで32000円台で1週間と少し揉み合い、再び33000円を上回ったことから、下限レンジを引き上げて考えるのが良いと思います。そのため、33000円前半でもう少し売らせる可能性はありますが、弱気する相場ではないと判断しています。よって、33000円台の逆張り方針とします。