昨日のブログ内容を若干修正したいと思います。
昨日、市場が今年3回の米国利下げを予想していると伝えましたが、FRBが3回利下げを示唆し、市場は6回利下げを予想しているようです。
【昨日からの出来事】
昨日は、ウォラー米FRB理事が、以前ほど迅速に利下げを実施したり、利下げを急ぐ理由はないと述べ、又、利下げを開始した場合でも秩序だって慎重に行うべきとしたことで、米ドル・米長期利回りが反発しました。
本日、日経平均が高値から下落した理由は、上海証券取引所に上場している日経平均連動型ETFの売買が一時停止したことによるものです。そのETFが大幅に上昇したことから、投資家に過熱を警告する理由としています。
【ファーストトレーダーズのブログを見るうえで】
常に、NY市場の大口投機家動向をチェックしております。昨日も指摘しましたが、仮に同筋が100%買っている場合、その分決済しないと、さらに買う余力がないと考えます。つまり、100%を50%に減少させることで、新たな相場を形成します。その反面、50%分の買いに対し、100%の売りであるならば、話は逆になります。つまり、繰り返しの話ですが、相場を作るのは実需筋ではなく、大口投機家であるということを理解しておきましょう。
私は、短期トレンド、中期トレンドという言葉を使います。短期トレンドは、60分足です。中期トレンドは、日足です。短期の集合体が中期になるため、常に短期トレンドから相場を描いております。相場の変化は日足ではなく、分足です。私は60分足、240分足を見るようにしています。
プラチナの場合は、現物価格とNY価格との差を常に確認しております。なぜならば、この価格差が拡大する=大口投機家の買いすぎを意味し、その買われすぎた状態では現物筋の売りが出やすいからです。反対に同価格差が縮小すると、現物筋の買いが入りやすく、底堅い動きを見せます。
常に、いろいろな重要指標を組み合わせることで、相場をイメージすることができます。相場は、確実ではなく、確率です。とりあえず、なんとなくイメージすることが重要です。
【大証金】
大証金は、昨日も指摘したように、ドルが反発したことでNY金価格が下落し、9600円を割り込みましたが、やはり9500円台は買いが入りやすいようです。おそらく、2日~3日間は9500円台で買い拾われると予想しております。ただし、9600円台を買っていく相場ではないと判断しているため、9600円台は利食いを意識するのが良いでしょう。基本は、突っ込み買い方針です。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値の重い相場になっております。先ほども述べましたが、NY市場における大口投機家の手仕舞い売りが出ているようです。それに加え、先週末からは新規売りも入っているように思います。そのため、大口投機家の売買プログラムでは、売り指示が出ていると判断しています。ただし、NYプラチナ価格と現物価格との差が、4~5ドルまで縮小しております。ちなみに、昨年末の高値1031ドルでは、同価格差が15~20ドルありました。この価格差が、1~2ドルまで縮小すると、通常の動きに戻ると予想しております。引き続き、下振れを注意しつつ、〇〇〇〇円台まで下落した場合は、無条件で買いを考えていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、昨日指摘した通りの動きになりました。おそらく、本日買い上げたのは海外筋ではないと考えております。通常の投資家のように思います。35500円以下は短期弱気しにくいところですが、時間が経過することで上値は重くなってきます。そうなると、1月限SQ値36025円が上値の抵抗になると予想します。もう少し時間の経過を確認しながら判断していきたいと思います。正直、買いは考えておりません。
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