まだ相場下落の時期ではないと予想。17:54

 本日は、米雇用統計の発表があります。(22時30分)

 市場予想は、非農業部門雇用者数18万人増加(前回21.6万人増加)、失業率3.8%(同3.7%)。平均時給は、前月比0.3%(同0.4%)、前年同月比4.1%(同4.1%)になります。

この予想数字を見ましても、雇用者数の伸びが減速し、失業者は若干増え、前月に比べ平均時給が鈍化するとの内容です。つまり、インフレ鎮静化を明確にする上では理想的な数字と考えます。ただし、この予想を上回る内容ならば、利下げ期待は後退し、若干のドル高・株安に動くと予想します。

しかしながら、昨日も述べたように、FRBは利上げを打ち止めし、中立の展開をイメージしており、ハト派からタカ派に転換することはないと考えます。よって、余程の数字が出ない限り、サプライズになりにくいと考えます。 

【大証金】

 昨日のコメントでは、9500円台の可能性があるものの、第一弾の買いと指摘しました。結果的には、9586円まで下落しましたが、現在は9600円後半まで反発しております。(会員サイトでは、価格を明確にしております。)ただし、このまま上昇し続けるとも思えません。昨日のFOMCでは、3月利下げを否定しております。つまり、ドル安にも動きにくいということです。本日の米雇用統計で、仮にインフレ鎮静化を表す数字が出たとしても、おそらく3月利下げはないと思われます。そのため、NY金の上値も限界があり、レンジ相場を意識しておくのが良いでしょう。よって、〇〇〇〇円以上では、いったん利益確定を考えていきます。

【大証白金】

 昨日のコメントでは、来週の相場に注目しながら買いスタンスは不変としました。結果的に、安値から50円ほど反発をしましたが、やはり上値が重いように思えます。ただし、昨日のようなNYプラチナが安値での反発は、相場の下値を確認するうえで必要な動きです。つまり、上値が重いからと言って、下落すると判断するよりは、今は時間が必要な時期と判断した方が良いでしょう。私の信用しているテクニカル指標は、中立です。そのため、大きな上昇、若しくは大きな下落は、今のところ考えにくいと判断しております。

会員サイトでは、価格を明確にしています。

【日経225】

 日経225は、行ったり来たりの相場展開になっております。本日、お客様にも指摘していますが、簡単に相場が下落するとも思えません。昨日コメントしましたが、35000円台はまだ買い拾われやすいと判断しております。

 その理由としては、皆様もご覧いただけますボリンジャーバンドの形です。中心線以下のバンドが上向きに形状しており、バンドが縮小型になっております。おそらく、もう少し縮小するまでは、エネルギー不足といったところでしょう。

もう一つは、一目均衡表の遅行線です。相場の見極めとして、遅行線がロウソク足に差し掛かった場合、相場が転換するケースが多々あります。現段階では、遅行線がロウソク足に差し掛かるまで、時間が必要と考えます。そのため、2月中旬までは、一進一退の動きが続くと予想します。よって、今はレンジ相場を意識し、買い主体で対応したいと思います。

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