相場環境を理解し、相場のイメージを構築させる。11:11

【大口投機家ポジション公表後の相場動向が重要】

 他の外務員の方に聞かれましたが、指標としての大口投機家・海外投機家のポジションは、すべて結果になります。毎週末に公表する米CFTC建玉明細は、その週の火曜日時点のポジション。毎週木曜日に公表する日経平均の海外投資家ポジションは、前週末時点のものです。つまり、リアルタイムではないということになります。

重要なのは、その後の価格と取組増減になります。それらの指標は、一つの目安であり、その後の相場動向で、さらにイメージを構築することができます。よって、私たちは提灯筋になることはできません。むしろ、同筋が過度に買いすぎ、売りすぎたところを逆向かいするのが賢明です。

 このポジション以外で、市場が何を望んでいるのか、何を望んでいないのか分析する必要があります。世界市場では、インフレを望んでいません。一方、利下げを望んでいます。つまり、金以外の商品価格が上がると困るわけです。商品価格が上昇することにより、利下げは先送りになる可能性が高くなります。市場が年内5回~6回の利下げを予想したのは、大半がそうなってほしい期待だと思います。よって、商品価格の上昇は、FRBが利下げに踏み切ってからと判断しております。

【大証金】

 金自体は、インフレに強いため、今の現状ではインフレヘッジで買われやすい環境と言えます。昨日は、NY金2030ドルまで下落しましたが、当面2000ドルを維持すると予想しております。引き続き、突っ込み買い方針。

【大証白金】

 白金は、価格が上昇してはいけない商品になります。しかし、需要が徐々に増加していることもあり、NY市場900ドル割れでは買い拾われているように思います。昨日もコメントしましたが、4200円台は買い方針、終値ベースで4330円を維持できるかに注目したいと思います。ちなみに、先週末NYプラチナ価格下落で、取組が3500枚ほど増加しました。つまり、933ドル以下で大口投機家は売り叩いたと考えております。そのため、930ドルを上回ることで、再び950ドルが見えてくると予想します。

【日経平均225】

 日経225は、予想していた通り、一進一退の動きになっております。1月26日までの1週間、海外投資家が現物と先物を5000億以上売っていました。ただし、チャートを見て分かるように、1月23日高値から26日下落は海外投機家の売りによるものと理解できます。しかし、日経225は、その後36000円を維持しております。過熱感も和らいだこともあり、同筋が新規買いしてくることも考えておく必要があります。よって、会員サイトで述べたように、下値価格を〇〇〇〇〇円に意識し、買い方針とします。

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