本日もNYプラチナについて解説。19:40

本日22時30分に、米CPIコア指数の発表があります。コア指数は、季節要因などで左右するエネルギー、食料品を除いたものになります。つまり、純粋に物価変動を見極めることができます。

 市場予想は、前月比0.3%(前回0.3%)、前年同月比3.7%(同3.9%)です。19時時点で、米長期利回り・ドル堅調、円安に振れていることから、市場は今回のCPIでインフレ鎮静化しないと予想しているように思います。

 つまり、市場予想を下回った場合、3月利下げを期待し、ドル安・円高に振れる可能性があります。数字次第ですが・・・。

 【大証金】

 先週から大証金は、9600円台で買い拾い、しかし〇〇〇〇円以下にストップロスを設定するとコメントしてきました。買い拾った方も少なくなかったと思います。私のイメージは、一方向に動きにくく、下値を切り上げる上向きトレンドです。しかも、NY市場で大口投機家が大量に買い越しているわけでないため、正直下値は限定的と判断しています。ただし、相場には予期しない動きもありますので、リスクマネジメントは明確にしておくべきでしょう。

【大証白金】

 先週末から大証白金4200円台は、買い拾いとコメントしてきました。上昇に時間がかかる可能性はあるものの、NYプラチナ900ドル割れを弱気する相場ではないと、付け加えて指摘しました。私が予想していたよりも1日早く反発していますが、ここからが相場の分岐点と考えます。基本買いスタンス不変です。

本日は、NYプラチナ60分足を用いりながら解説していきたいと思います。

 まず①をご覧ください。先週末の米CFTC建玉明細によると、この期間で大口投機家の買いポジションは1060枚増加し、売りポジションは3075枚増加していました

 ここからです。②は2月7日、③は8日、④は9日の相場動向です。ここで注目したいのは、取組と出来高です。

ちなみに、6日の取組高は、77,077枚です。この数字を基準にしてください。②は85,209枚、③は88,283枚、④は91,978枚と徐々に増加しているのが理解できます。私個人は、価格低下していることから大口投機家が売り叩いていると判断しています。

 続いて、出来高です。②は35,533枚、③は29,754枚、④は24,710枚と、②が大商いの1日になりました。

このことから②、つまり2月7日のNYプラチナ下落で、大口投機家が売りポジションを増加し、買いポジションを減少させたように思います。そのように考えると、②の高値914.9ドルを上抜けると、一気にショートカバーが発動すると予想しております。おそらく、現時点で大口投機家は売り越しに転じた可能性があり、2月中旬以降、そのショートカバーがさく裂しても不思議ではありません。そのためには、ドル安に振れた方が期待できます。

 ご不明な点がございましたらご連絡ください。

【日経225】

 日経225は、お化け相場になっております。おそらく、中国市場が春節に入ったことで、日本市場に買いが殺到したように思います。本日の日経平均株価は37963.97円で終了しましたが、その後日経225先物が38130円まで買い進まれたことを考えると、売り方のショートカバーがさく裂したように思います。正直、過熱しすぎています。ただし、ここまで一気に上昇しますと、一回目の押しは買い拾われやすいため、安易な売りは禁物です。もう少し、日柄を見ていきたいと思います。

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