本日午前、ブルームバーグ通信が、『一部の政府関係者によると、3月か4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することへの容認姿勢を示している』との報道や、中川日銀審議委員が物価目標の実現へ『着実に歩みを進めている』と述べたことで、147円台まで円高が進んでおります。
ただし、私は3月1日のブログで、中旬まで円高が進む可能性を示しました。ファーストトレーダーズをご覧いただいている方は、理由はともかくとして、円高に備えられたと思います。
【本日の一言】
相場は、常にリスクを意識しておくのが必要です。リスクを意識することで、取引枚数を減らくことができます。当然、利益を得るために取引するわけですが、全てにおいてリスクはつきものです。繰り返しの話になりますが、確実なものはなく、確率を上げることが重要です。
【大証金】
大証金は、やはり簡単に下がりません。ただし、10200円以上は強気したくありません。未だ、NY市場では大口投機家の新規買いが目立っておりますが、いずれ手仕舞いするタイミングがくると予想します。
私が見ている短期トレンドは、依然上向きです。おそらく、2~3日間は変化しないと考えます。つまり、来週の相場が重要ということです。来週の相場が上がりにくくなった場合は、いったん修正安を迎える可能性があります。
その時に、どこで買うか考えたいと思います。
【大証白金】
大証白金は、底堅く推移している反面、上値の重い展開継続中です。ここ数日間のNYプラチナ取組高を見ますと、相場下落で増加し、相場上昇で減少する傾向があります。そのことを考慮すると、900ドルを割り込むと大口投機家が新規売りし、900ドルを上回ると買い戻しているように思えます。新規買いの援護が乏しいため、一方向に動きにくいと判断しています。
ただし、短期トレンドは上向き継続の中、下値を切り上げております。あと1日~2日間4300円を維持するようならば、ここ最近の上値を試す期待が持てます。
恐らく、ここからは4300円割れは無いと予想していますが、4200円台の買い玉を維持したまま日柄を待ちたいと思います。
【日経225】
本日の日経225は、円高とSQ前日の影響から下落しました。正直、SQ後に下落すると予想していましたが、その前日にこのような動きをするとは思いませんでした。私は、3月中旬までレパトリの影響で円高を予想していたため、日経225もSQをキッカケに下落すると考えていました。
この価格が買いなのか否かですが、日足では過熱した相場が冷静になり始めた状況です。ただし、時間足ではやや売られすぎになっております。しかし、1日~2日反発できなければ、短期トレンドは下向きに変化し、短期売られすぎが解消されます。
いずれにしても、明日のSQ値を見てから判断したいと思います。