まず初めに、大証金と日経225は、買われすぎの領域で推移しております。
そのことを踏まえて、コメントしたいと思います。
【大証金】
大証金は、高値10734円から現時点(17:00)で1.6%の押しとなっております。昨日もお伝えしましたが、短期トレンドが上向きで推移しており、〇〇〇〇円台は買い拾われやすく、簡単に下落するとは思えません。とは言え正直なところ、今の水準では、ストップロスを設定し、新規買いを考えることもできません。そのため、相場が落ち着くまで様子見とします。
NY市場に目を移しますと、昨日の出来高は推定495,803枚でした。取組が537,614枚(3月20日)であることから、かなりの大商いと判断しています。しかも、中心限月4月限は高値から40.6ドル下落。このことから推測すると、FRBのハト派姿勢に対するドル売り・NY金買いが進み、米国時間では利食い売りが出たように思います。しかし、利食いが出た分、もう一度新規買いをする可能性があります。
今後のポイントとしては、NY金市場で、3月18日安値2149.2ドルを下回るか否かです。大証金市場では、3月21日安値10380円を下回るか否かです。ただし、私がポイントとしている価格は、言い換えると当面のサポートラインと見ることもできます。その価格帯を意識して臨むのが良いでしょう。
しかしながら、冒頭でも述べたように、簡単に下落する相場ではないと予想しており、買われすぎの領域の中で、往ったり来たりする相場を今はイメージしています。
【日経225】
日経225は、買われすぎの領域で推移しています。ただし、短期トレンドが上向きで推移しており、簡単に下落する相場ではないと考えます。高値を更新し続けるかは別ですが、もうしばらくは買い拾われやすい相場と予想します。
しかしながら、3月7日高値40570円を付け、12日安値38060円まで6.2%修正安を演じ、22日に40910円と前回高値を更新中。今回の高値を3日~5日間で高値更新できなかった場合、再び38000円を試す可能性が出てきます。言い換えると、そのぐらいの時間は必要ということになります。
正直、買われすぎの領域を買っていくつもりはありませんが、簡単に下落するとも思えません。よって、時間の経過を見ながら、〇〇場を考えていきたいと思います。
【大証白金】
大証白金は4400円を挟んだ値動きとなっております。上記の2銘柄に比べ、パッとしない相場展開になっております。今は仕方がありません。
NY市場では、7月限へのロールオーバーが終盤に差し掛かっていると見ており、完全にその動きが終了すれば、NYプラチナが反発する可能性も出てきます。ただし、3月18日・19日の下落で、大口投機家の買いポジションが減少しているかを確認してからの話になります。その動向を見る上で、明日公表のCFTC建玉明細が重要です。
繰り返しの話になりますが、NYプラチナ900ドル前後の価格を弱気するつもりはありません。むしろ、買い場探しです。私は、4月~6月に昨年高値4740円を上抜けると予想しています。そのため、引き続きNY市場の動向を見ながら判断していきたいと思います。
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