昨日は、メスター米クリーブランド連銀総裁(FOMCメンバー、ただし6月30日退任予定、中立派)が、『今年後半に利下げできると予想しているものの、次回5月会合では利下げできないだろう』と述べたことで、再び利下げ観測後退、ドル・米長期利回りが堅調に推移しました。
【大証金】
昨日、大証金11000円台で仮に売った場合は、いったん撤退とコメントしました。その理由としては、弱材料であるドル高にもかかわらず、NY金が反発したことから大口投機家は買いついていないと判断したからです。たいてい、大口投機家が買い煽り、買いついた相場は、弱材料を受け、素直に反応します。しかし、ドル高、NY金高になっているということは、まだまだ同筋には買い余力があるのかもしれません。
今、大口投機家がNY金を買う理由は、おそらくインフレ抑制が進展していないことや世界情勢緊迫化、原油高などが考えられます。
よって、下振れがあればストップロスを設定し、買いを考えたいと思います。今は様子見です。
【大証白金】
大証白金は、今年1月、2月に、4200円台買い方針とコメントしました。そして、3月は4300円台買い方針と、徐々に下値を切り上げて、コメントしてきました。ただし、1月、2月分の買い玉は、4400円台で利食い方針としましたが、今回4300円台の買い玉は若干利食い価格を引き上げて、ご提案しております。
個人的に、NYプラチナ900ドル前後は弱気する相場ではないと考えており、その水準は買い方針としてきました。ただし、金とは異なり、ドル高がNYプラチナにとってネックと考えており、上値にも限界があると引き続き予想しております。(金はインフレヘッジで買われやすく、プラチナ上昇はインフレを招くため、米政府は歓迎しない)
しかしながら、仮に利下げ観測が強まった場合、ドル安に振れやすくなり、NYプラチナを再度押し上げる可能性もあります。基本は、買い方針ですが。。。
大証白金は、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円で利食い方針とします。
【日経225】
日経225は、本日も急落してきました。昨日も述べたように、修正安はどんな相場でも起こりえることです。今まで5か月上昇し続けた相場なだけに、市場は修正安を忘れているように思います。相場は、総弱気が上昇相場を作り、総強気は下落相場を作ります。
今は、上昇、買いの声しか聞こえません。今までは、25日移動平均線でサポートしていましたが、再び40000円乗せに失敗すれば、もう一段下落する可能性がありますので、注意が必要な場面と考えます。
ちなみに、修正安がない場合は、日柄修正が起こりえます。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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