昨日の米国CPIコア指数は、ご存じのように市場予想を上回る結果となりました。そのため、昨日お伝えした通り、ドル・米長期利回り共に反発することとなりました。
【大証金】
本日も大証金は、堅調な動きでした。昨日、前日の安値11415円を価格ポイントとし、その価格を下回ったことで11380円まで下落しましたが、結果的に安値から100円以上切り返すことになりました。
今のNY金は、ドル、米長期利回りとの連動性は少なく、中東情勢緊迫化の動きで下がりにくくなっているように思います。昨日は、イランが数日以内にイスラエル軍事施設を攻撃する計画があるとの報道で、NY原油反発、NY金のサポートになったようです。
その結果が出ない限りは、大口投機家の手仕舞いは出にくく、NY金の大幅下落は困難と考えます。
私の見ています短期トレンドは、未だ上向きのままです。目先の突込みは買い拾われやすいように思います。とは言え、常に前日安値を注視しておくのが良いでしょう。仮に、前日の安値を下回り、その安値を上回ることなく取引終了した場合は、少しリズムが変わったと考えるべきでしょう。
【大証白金】
大証白金も堅調に推移しました。基本、NY金が堅調に推移している限り、下落しにくいと考えます。ただし、買う気にはなれません。
話は前後しますが、短期トレンドは上向き継続となっております。しかも、私の予想では〇日間はトレンドの変化はないと考えます。そのため、〇〇〇〇円まで突っ込むとしても、ある程度の時間が必要と考えます。
NY市場では、大口投機家のショートカバーと新規買いが連日入っているように思います。8日から大商いが続いております。正直、買いがどの程度増加したかは不明ですが、おそらく15000枚~20000枚は、買いに傾いたように思います。
同筋のショートカバーには限界があり、新規買いが一巡するか否かが重要です。
よって、NY金、NYプラチナの動向を見た上で、大証白金の短期トレンドの変化を予想していきたいと思います。
【日経225】
日経225は、昨日の米国CPIを受け、米国株が急落、VIX指数が上昇したことで、大幅反落となりました。しかし、円安がサポートとなり、下値を切り上げる格好となりました。
正直、逆張りの動きが続いているように思います。以前にもコメントしましたが、38000円台を弱気するつもりはありませんが、40000円台を強気するつもりもありません。
34年ぶりの円安値を付けたにもかかわらず、米国株安に反応しているということは、今の日経225は上昇のリズムではないということになります。よって、引き続き、突っ込み買い、吹き値売りで臨みたいと思います。
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