ドル円に関しては、先週末のブログをご覧ください。
それに加え、本日日銀が国債買い入れオペ5‐10年オファー額を前回の4750億円から4250億円に減額してきました。その影響から日本長期利回りが反発、ドル円は横ばいとなっております。
財務省に加え、日銀も動き出したように思います。つまり、円安をけん制している動きと考えて良いでしょう。
ただし、日本だけでは円高に動きません。今後の米国経済指標が重要になることでしょう。
明日14日は米国卸売物価指数(PPI)、15日は米国消費者物価指数(CPI)が予定しております。まずは、この発表を注視したいと思います。
【大証金】
大証金は、やや上値の重い展開となりました。しかし、短期トレンドは上向き継続となっており、今一度〇〇〇〇〇円近辺は買い拾われると予想します。未だ、中東情勢問題に反応している金ですが、正直すぐに12000円を突破するとは思えません。
しかも、ある程度、中東情勢緊迫化は材料視(織り込み)した感があり、考えたくはありませんが、更に悪化しない限りは高値追いは困難と予想します。しかも、個人的に一旦円高に動くと予想しているため、いずれ大証金は修正安を演じる可能性があります。
仮に修正安を演じないとしても、予想通り円高に動いた場合は、国内金融商品全般上値が重くなります。それらのことを意識しながら、引き続き短期トレードをするのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、夜間取引で5000円大台を上抜けてきました。
本日日本時間14時ごろにWPIC(ワールド・プラチナ。インベストメント・カウンシル)から第1四半期プラチナレポートが公表されました。簡単にお伝えしますと、供給面ではリサイクル部門が低迷しており、1~3月期は減少との見方。需要面では、自動車部門が好調であるため、1~3月期は増加とのことです。同社2024年見通しは、前回13トン供給不足から15トン供給不足に修正してきました。
このことは、大きな相場展開を意味しますが、目先の動きは大口投機家次第といったところでしょう。
相場が上向いている以上、弱気はできません。ただし、買われすぎた相場(過熱)を追っかけないことが重要です。おそらく、このような動きを見せている場合は、一気に下落しない限り、数日間は買い拾われやすいと考えます。
よって、今週水曜日までは様子見たいと思います。
【日経225】
日経225は、上値の重い展開となりました。今週水曜日までで大方企業決算発表が終了します。日経平均EPS(一株当たりの純利益)が、先月末に比べ低下しております。そのため、PER(株価収益率)が再度17倍まで上昇し、やや割高感がでてきたように思います。
短期トレンドが下向き継続となっているため、今一度戻りは売られやすいと考えておりますが、引き続き37000円台からは弱気しにくいところです。
よって、逆張りの売り主体で考えたいと思います。