相場は、大口投機家が作るもの。良くも悪くも。16:28

昨日の米ISM製造業景気指数が48.7と、前回の49.2から低下したことを受け、9月米利下げ確率が51.4%(前日47%)に上昇、ドル安に振れることになりました。

昨日のブログもご参考にしてください。ドル円に関してもコメントしています。

https://first-traders.com/metal/14572/

↑ 昨日のブログ 『6月相場スタート、明確な視点から』 

【大証金】

 本日、一時101円高まで上昇しましたが、やはり上値を切り下げました。(会員サイトで掲載しています)

 相場の雰囲気だけで判断する必要はありません。なぜか上昇が続くように洗脳されている相場なだけに、高くなると更に上昇する感覚に陥ります。しかし、前日3日高値11935は上回っておらず、強気する相場ではないでしょう。繰り返しになりますが、NY金から投資資金が流出しているため、上昇し続けることは困難と考えます。

 引き続き、4日高値11857円、安値11761円を意識して組み立てていくのが良いでしょう。エントリーをするならば、60分足が最適です。

【大証白金】

 本日、前日安値5167円を下回って終えました。基本は、売り目線です。昨日のコメントをご参考にしてください。

 プラチナに関しては、需給ひっ迫しているから買いといった声も聞きますが、需給は価格との対話です。つまり、供給と需要のバランスで成立するため、価格が上昇することでそのバランスが均衡になります。価格が上昇すると需要が減少する一方、供給が増えます。以前にもお伝えしましたが、供給が枯渇しない限り、上昇し続けることはありません。

 15年前までは、私も需給や材料を意識して、相場を取り組んできました。ただし、そのことだけを意識したがゆえに、失敗を繰り返しました。需給や材料は頭の片隅におくだけで良いのです、大口投機家の動向やチャート理論、投資資金の出し入れなどを分析した方が、相場の方向性を明確にすることができます。

 繰り返しになりますが、予想以上の上昇は勿論あります。ただし、その修正もあります。なぜ、それだけ上昇したのかを理解できれば、次へ繋ぐことができると考えます。

 ちなみに、今までの大証白金は、プラチナスポットと同価格でした。ただし、ここ数日間で、若干価格が開いてきたように思います。15時15分時点のドル円=155.88円とした場合、円換算でプラチナスポットは5127円、ロンドン現物価格5137円、NYプラチナ価格5154円です。プラチナスポット価格と10円~20円価格差が生じています。

 明日以降のポイントは、4日安値5102円を下回って取引終了するかです。NY市場では1007ドルを下回ると、大口投機家の手仕舞い売りが出やすくなると予想します。同筋の手仕舞い売りが出始めた場合、ドル安でも相場は下落することでしょう。

【日経225】

 日経225は、上値の重い動きを見せましたが、前日の安値を下回らなかったことは評価したいと思います。明日のポイントは、38430円を下回るかです。基本は、押し目買い方針。無理しない枚数でトレードし、相場の分岐点を38430円以下に設定するのが良いでしょう。できれば、終値での判断が良いと考えます。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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