今週月曜日発表の米ISM製造業景況指数が市場予想を大きく下回ったことに加え、昨日の米雇用動態調査求人件数も市場予想を下回ったことで、米国景気後退=利下げ観測が強まり、米長期利回り低下=ドル安・円高の動きになりました。
ただし、17時現在ドル円は急激に反発しております。明日の朝156.50円を上回って取引終了するか重要になります。私自身、未だ円高を予想しております。
今週月曜日のブログをご覧ください。
https://first-traders.com/metal/14572/
やはり、大証金、大証白金は、下振れしてきました。
【大証金】
私は数日前、NY金から投資資金が流出しているため、上昇し続ける相場はないと予想しておりました。むしろ、その影響で下落することも視野に入れておりました。実際、5月30日のNY金取組高は、530335枚でした。しかし6月3日には、455086枚まで減少しております。本来ならば、もっと相場が下落しても良いと考えますが、金の場合は他の動きが大きいようです。
明日の大証金終値11767円を上回るようならば、底打ちする可能性が高くなります。ただし、NY市場に投資資金が流入してこない限りは、大きく浮上することは困難と思います。基本、売りは一切考えておらず、買うか買わないかの2択です。
【大証白金】
本日、大証白金は大幅安してきました。今週月曜日には、NY銅下落、南アランド下落しているにもかかわらず、NYプラチナ1000ドル台に対して違和感を感じていました。やはり本日は、下げるべくして下げてきたように思います。昨日のコメントでは、5167円を下回った取引終了したため、さらなる下落を予想していました。
ここ数日間は、大証白金に関して細かくコメントしたつもりです。そのため、毎日ご覧いただいている方は、何となくイメージしていただいたと思います。
さて、これからです。こちらのチャートをご覧ください。
こちらは、大証白金日足チャートになります。昨日から本日にかけて、15日間の揉み合いを下回ったことになります。昨日お伝えしたように、NY市場でも1007ドルを下回りました。しかも、昨日NY市場で1007ドル下回り27ドル安まで下落したにもかかわらず、出来高は推定32508枚と低調でした。つまり、まだ大口投機家の買い玉整理は終了していないと判断しております。
今現在(17時20分)、大証白金が反発しておりますが、これは単なる戻しと理解しております。NY市場における大口投機家の買いポジションが一部マイナス評価になっているため、上昇力に乏しいと考えます。
よって、未だ下値を模索すると予想します。イメージは、2段下げです。大証白金の場合は、売るか売らないかの2択です。
ちなみに、本日下落したことで、週足・月足ともにようやく買われすぎが解消しました。ただし、再び反発すると買われすぎになります。
【日経225】
日経225は、一番予想しにくい相場です。昨日は買い方針と提案したうえで、本日終値で38430円を下回った場合はロスカットとしました。そのロスカットは回避されましたが、正直トレンドが出にくい相場です。
来週火曜日までは、往ったり来たりの相場になるのかもしれません。買い玉は、そのまま維持。明日終値で38290円を下回った場合はロスカットとします。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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