中国マネーが気になるところ。17:34

 数日間前からのブログもご参考にしてみてください。

私の考え方はブレません。今まで通りです。ただし、個々の投資家によって、狙っているものが異なります。そのため、正解は一つではありません。

 昨日の米ADP雇用者数が、市場予想を下回ったことで、利下げ観測が強まったようです。(労働市場の過熱感が和らぎ、利下げしやすくなったとの見方)実際、9月会合で0.25%利下げ確率が57.7%に上昇しております。市場は、9月をベースに動いているようです。

 ただし、今週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が、仮に市場予想の19万人増を上回ると、ドル高・米長期利回り反発が予想でき、株式・商品市場の圧迫要因になる可能性もあります。

【ドル円】

 本日21時15分ECB理事会があります。市場は、政策金利0.25%引き下げを予想しております。既にユーロ安・ドル高に反応しています。今週末は米雇用統計、来週はFOMCと日銀政策決定会合が続きます。ここからは目が離せないところです。

 ここ最近、ご存じのように日米金利差が縮小しております。4月26日時点で3.743%開いていた日米間の長期金利が、3.329%縮小しております。ある為替専門家は、それとは連動せずに円安を予想しておりますが、私はいずれ日米金利差縮小を受け入れる時期が来ると考えます。

 以前にもお伝えしましたが、日本は円安容認していません。米国は、年内2回利下げする可能性が残っています。そのことを踏まえても、7月まで円高に動く可能性があると予想します。

ちなみに、本日朝方ドル円156.50円以下で終了したため、明日も156.50円以上で取引終了するか注目したいと思います。その価格以上で終了すると、円安に振れやすくなります。以下ならば、その反対です。

【大証金】

 大証金は、本日大幅高となりました。正直、これだけの上昇は予想外でした。本日を振り返ると、中国市場オープンの午前10時から金を中心とした商品市場が買いが集中したように思います。

 中国では、不動産・株式などに不信感を持っているため、中国マネーが国債へ集中しているようです。そのため、長期利回りが低下し、金を含む商品市場へ中国マネーが流入しているかもしれません。

 本日大幅高になったことから、6日ロウソク足を軸に、高値は見送りながら突っ込み買い拾いとします。ただし、今のところ試し買い程度で考えたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、本日反発しました。中国市場オープンに伴い、NY市場時間外では1010ドル近辺まで反発しました。私自身、内外ともに2番天井を打ったと判断しております。

そのため、NY市場における大口投機家が買いポジションを縮小させるまで、売りの意識を持って臨みたいと思います。本日の大証白金反発は、想定内です。

ただし、数日間は下げ渋る可能性もあり、慌てることなく対応するのが良いでしょう。

【日経225】

 日経225は、本日も39000円を維持できずに上値の重い展開となりました。レーザーテックが続落しているため、上昇が続かないように思います。

 買いポジションは、そのまま維持しております。私が見ているチャートでは、未だ売り転換しておりません。ただし、明日終値で38450円を下回った場合は、買いポジション解消とします。

こういった相場は、毎日ストップロスを変えて考えるのが良いでしょう。

 

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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