利下げは、金の下落要因になるかもしれません。18:04

 昨日ECBが、政策金利を0.25%引き下げ4.25%に決定しました。

 何故、今このタイミングで金が下落しているのか理解できません。私の考えでは、ECBが利下げに踏み切ったことで、インフレが徐々に抑制するとの見通しが広がったのかもしれません。そうすると、FRBが利下げするとインフレ低下見通し=金下落の構図になるかもしれません。

 とは言え、FRBは9月まで利下げはないように思います。

 本日、米雇用統計の発表があります。市場予想は、非農業部門雇用者数19万人増加(前回17.5万人増加)。この数字だけを意識しておきたいと思います。市場予想を上回ると、再びドル・米長期利回りが反発することでしょう。

【大証金】

 冒頭でもお伝えしましたが、昨日のECB利下げが、金の圧迫要因になったのかもしれません。正直、積極的に買う相場ではないと考えていましたが、昨日の反発により試し買いを提案しました。(会員サイトでは11800円~11850円としました)

 ただし、昨日の安値11854円を上回ることなく取引終了した場合は、一旦買いポジション解消とします。

 今の金相場は、各中央銀行が利下げに踏み切れなかったことが、買い進まれる要因なのかもしれません。つまり、インフレ抑制していない=利下げ見送りの構図=金買いということになります。利下げする方が、金は下落しやすいのかもしれません。

【大証白金】

 大証白金も欧州時間で下落してきました。下落する前にチャートを用意していたので、ご参考にしてください。

 相場は、必ず天井と底を打ちます。上昇相場は天井を打ち、それを確認した場合は、売りを意識し始めることが重要と考えます。

上記チャートは、南アランド、NY銅、NYプラチナの日足チャートになります。私は、5月21日に90%確率で天井を打ったと判断したのは、2本のロウソク足によるものです。

https://first-traders.com/metal/14469/

↑ 5月21日ブログ

 以前にもお伝えしましたが、ロウソク足が重要です。前日の高値・安値、当日の終値にも意味があり、大陽線・大陰線の横並びにも意味があります。そのことを押さえておけば、何となくイメージすることができます。

天井を打った相場は、底を打つまで安くなると考え、売り目線継続です。

日経225は、会員サイトをご覧ください。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。

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