繰り返し、相場は材料ではなく反応が重要。17:43

 本日21時30分、米CPIコア指数の発表。明日3時、FOMCにて金融政策の発表があります。

 米CPIに関しては、先週の米雇用統計で早期利下げ期待後退に反応したことから、市場予想を下回った方が大きく動きやすいと予想します。(インフレ抑制を再確認)つまり、9月利下げ期待からドル安・米長期利回り低下の方が反応しやすいと考えます。

 しかしながら、翌日午前3時にはFOMCがあり、声明文とドットチャートに対し注目されることでしょう。市場は今年の利下げ回数を1~2回と予想しており、FRBが年内何回を予想しているかが重要になります。2回を予想しているならばハト派に反応し、1回ならばタカ派に反応するように思います。(ハト派は、ドル・米長期利回り低下。タカ派は、ドル・米長期利回り上昇。)更に2025年の利下げ回数も重要です。

 

本日は、ビックイベント前であるため、簡単にコメントします。

 大証金は、本日終値で11716円を上回ったため、もう少し上値があると予想します。(昨日掲載しております)

ただし、NY市場の取組減少や、イスラエルとハマスの停戦交渉、来週末NY金オプションSQ、それとインフレが抑制されているのであれば、下振れの可能性があると予想します。よって、大幅レンジ内での動きをイメージしています。お客様、会員様は、会員サイトをご参考にしてください。

 

 大証白金は、『もうはまだなり』『まだはもうなり』です。今週は、ビックイベントが目白押しであるため、上振れも予想できますが、まだ上昇する相場ではないでしょう。もう良いだろうということは、相場に通用しません。(5月上昇もそうでした。)

 以前からお伝えしているように、NY市場における大口投機家のロールオーバーが終了しない限り、下値を出し尽くしたとは思えません。ここ数年そうですが、6月第3週は下がりやすい週でもあります。よって、引き続き売り目線で臨みたいと思います。

 

 日経225は、本日38820円を維持して取引終了しました。そのため、買い玉は維持しております。会員様で買い玉を保持している方は、本日夜間取引か明日寄付で自由決済とします。

 9月限に関しては、6月限SQ値を確認した上で判断したいと思います。

 

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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