6月に行われるフランス総選挙で、優勢とみられる極右政党のルペン氏がマクロン大統領と協力してく姿勢を明らかにしたで市場はリスクオンの動きとなりました。ただし、このような動きをしているということは、投資資金が流出している可能性があります。今は、米国株に集中しているかもしれません。
本日、参議院財政金融委員会にて、日銀植田総裁が説明聴取を受け、来月会合で改めて相応の国債買い入れ減額と利上げについて言及したにもかかわらず、市場は相応の減額ができるのか疑心暗鬼のように思えます。ましてや、ユーロが反発したことも円安の要因と思います。
【大証白金】
大証白金は、本日大幅高になりました。いろいろと本日の反発を調べてみましたが、何かに連動した動きではなかったように思います。ただし、言えることは、南アランドが一時より反発していることが、NY市場における売り方大口投機家のショートカバーを誘ったようにも思えます。
Q今回の上昇で底を打ったか?
A個人的には、底を打ったと判断していません。1101.3ドルから945.7ドル下落した相場が、簡単に底を打つとは思えません。155.6ドル下落したため、20~30ドル程度の反発は、自律反発の範囲内と考えます。
ただし、私自身、大証白金4900円、NYプラチナ970ドルが上値抵抗と予想していたため、それに関しては予想外に反発したと考えます。
私は、5月21日NY市場、90%の確率で天井を打ったと判断しました。それは、全てのテクニカル面で買われすぎとなり、しかも大口投機家が過去最高に買いポジションにまで膨らませていたからです。
今回、NYプラチナが954ドル(6/11)まで下落したにも関わらず、大口投機家のポジションは15698枚の買い越しです。底を打つときは同筋売り買いの枚数が、ほぼ均等になります。(例えば、大口投機家の買いポジションが40000枚に対し、売りも35000枚~40000枚に変化します)つまり、売り込んでいない相場ということです。
底を打ち条件は、①売られすぎを演じること②何回か底値を確認することと考えます。①の売られすぎは、テクニカル面と大口投機家のポジションで判断します。このことから考えると、底打ちと判断するには時期尚早と考えます。
Qここが戻り(反発)いっぱい?
A本日NYプラチナ981.9ドル、大証白金4978円が戻りいっぱいか正直分かりません。ただし、一つ言えることは、私が常に述べていますチャート理論で考えると、前日高値を本日終値で上回ったこともあり、すぐに下がるとも思えません。
ただし、大口投機家のロールオーバーが昨日で終了したわけではなく、2週間かけて7月限から10月限に移行します。つまり、1日で判断することはできないということです。2週間は、常に下振れがあると考えるべきでしょう。
今回の市場の認識は、NYプラチナで950ドル、大証白金で4800円です。しかし、相場は常に行き過ぎを演じます。行き過ぎた上昇を演じるため、大口当業者は売りポジションを増加させます。行き過ぎた下落を演じるため、大口当業者の買いポジションを増加させます。
よって、数日間は底堅く見えると思いますが、売り目線で引き続き考えていこうと思います。
【大証金】
大証金は、プラス圏で推移しました。本日の会員サイトでは、新規買いの範囲を徐々に上げております。そのため、引き続き〇〇〇〇〇円前後は買い方針とします。しかし、終値で11743円を下回った場合は、その買いポジションを解消したいと思います。
今は、7対3で買いに意識を持ちながらトレードしたいと思います。ただし、11800円台以上では様子見とします。
【日経225】
日経225は、やはり本日反発してきました。昨日は、空売り比率が45.9%(前日40.7%)に上昇したことから、かなり市場が弱気したと判断し、本日日本時間で買戻しがあるだろうと予想しました。しかし、6月SQ値38535円を維持することはできず、本日の空売り比率41.7%に低下したことで、明日一旦下押しがあると予想します。
会員サイトでは、本日日本時間で〇〇方針としました。ただし、大崩れするようにも思えません。もうしばらくはレンジ相場を意識したうえで、細かいトレードに心がけたい思います。
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