米財務省が20日に公表した外国為替政策報告書では、為替操作をしていないが注視する『監視リスト』に日本を加えたことで、為替介入の警戒心が和らぎ、円売りに動いたように思います。
ただし、神田財務官は、その監視リストは問題ないとしながら、為替介入は24時間いつでも準備していると言及。為替水準は考えておらず、過度な変動化で判断するとのことです。
【大証金】
大証金は、会員サイトで述べたとおりです。数日間は、突っ込み買い拾いと考えます。ストップロスに関しては、昨日安値11905円以下で取引終了した場合です。ただし、12000円台は引き続き様子見とします。
【大証白金】
大証白金は、堅調に推移しました。正直、NYパラジウムが、ここまで反発するとは思えませんでした。かなり、大口投機家が売り込んでいたため、ショートカバーによる反発と考えますが、何の理由で同筋がショートカバーしているのかが分かりません。NYパラジウムが反発したことで、NYプラチナも底値を切り上げているように思います。
NYプラチナ市場では、今週でロールオーバーが終了すると考えます。おそらく、南アランド高やNYパラジウム高で、大口投機家の買いポジションは膨らんでいることでしょう。ただし、その反対は大口当業者(現物筋)の売りです。10月限へのロールオーバー買値コストは、975~1010ドルと想像しています。7月限の買値コストは、900~920ドルと判断しているため、その水準よりも高値で乗り換えしていることになります。
いずれにしても、NY銅価格が低水準で推移していること、南ア新政権への期待が徐々に薄れることを予想すると、再び10月限1000ドル割れ、若しくは〇〇〇ドル近辺まで低下する可能性があると考えます。今週いっぱいが山場のように思えます。
私が買いの判断しない理由は、さまざまあります。目先を狙うか否かで考え方は異なりますが、以前お伝えしたように大天井は既に打ったと判断しているため、次の下落を意識していくつもりです。
ただし今は、売りサインが点灯していないため、様子見としています。
【日経225】
日経225は、本日反発してきました。先日もお伝えしたように、短期トレンドが下向きから上向きに変化したため、売りの意識を削除し、ある一定のレンジをイメージしながらの逆張りとしました。しかも、今月は3月配当金が買い方に加わることから、買い方有利の展開と予想しました。まさに、本日はそのような動きと考えます。
ただし、海外投機筋があまり参入していない今、高値追いの動きは予想できません。よって、今は逆張りの突っ込み買いを意識しながらトレードするのが良いでしょう。基準価格は、常に6月限SQ値38535円と考えます。
分かりやすくコメントしているつもりではありますが、もしご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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