NYプラチナ上昇要因、今後は?18:13

本日、大証金と日経225のコメントは省かせていただきます。お客様、会員様は、会員サイトをご覧ください。

【大証白金】

 本日のブログでは、チャートを多くご覧いただき、視覚でもイメージしていただきたく思います。

その前に、今朝方公表した米CFTC建玉明細に軽く触れたいと思います。

 こちらのチャートは、NYプラチナ日足になります。今週②から10月限が、中心限月になりました。今回公表のNYプラチナ建玉明細は、①の期間になります。その期間内で、大口投機家買いポジション前週比4161枚減少し、同筋売りポジション4327枚減少と、それぞれ減少していました。価格がそれほど動いていなかったため、手仕舞いが主体だったように思います。

その後、価格が上昇した上に、NYプラチナ取組高が減少していることを考慮しますと、大口投機家売りポジションが更に減少し、買いポジションが増加しているように思います。

既に中心限月が10月限へ移行したことから、そろそろロールオーバー終了の可能性があります。

 こちらのチャートは、上段が南アランド、下段はヨハネスブルク40(南ア株価指数)になります。南ア総選挙が終わり、連立政権に期待が膨らみ、南アランド、ヨハネスブルク40とも大幅反発しました。これが、今回のNYプラチナ反発のきっかけになったように思います。

 さらにNYパラジウムが上昇したことで、NYプラチナの下押し要因になったと考えます。なぜパラジウムが、これだけ上昇したか理由は定かでありませんが、ここ2日間は通常の2~3倍の出来高を記録しております。大口投機家のショートカバーによるものと考えておりますが・・・。

 ただし、、、

 NY銅価格は、依然低迷しております。NYプラチナが1100ドル付けた時に、NY銅価格も高値水準でした。徐々に下落しているにもかかわらず、NYプラチナはロールオーバーを理由に、様々な強材料を吸収したように思います。

 しかし、今までの強材料は継続性に欠けると考えており、ロールオーバー終了後は下押ししやすくなると予想します。しかも、大証市場では、本日納会、明日新補を控えていることもあり、今月末と来月の動きは異なると予想しております。

 とは言え、大証白金で前日高値を上回って取引終了しております。このような状況では、新規売りは考えられません。ここで、前日の安値を下回ることができるか確認していきたいと思います。明日以降は、6月限で考えていきます。

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