本日から貴金属は、新補発会したため、今後は6月限中心にコメントいたします。
【大証金】
本日会員サイトでは、6月限が発会したことや、短期トレンドが数日間で変化する可能性が出てきたため、昨日11930円以下で新規買いした方は、いったん撤退を提案しました。(昨日会員サイトでは、11930円以下での買いを提案)
以前から大証金は、買い方針を継続していました。(私の中で金は、買うか買わないかの2択です。)ただし、上昇し続ける相場ではないと判断していることもあり、12000円台では様子見としました。結果的に、12000円台を維持することは困難のように思います。
ここ数か月間、NY金は2300~2450ドルレンジで動いてきましたが、一か月間の動向を見る限りやや上値を切り下げているように思えます。そのため、2300ドルを下回ると、〇〇〇〇ドル近辺までの修正する可能性があります。
内外ともに金相場は、高値更新してきただけに、市場に安心感が漂っているようにも思えます。よって、常に前日安値を下回って終わるか注目していきたいところです。新規買いや新規売りに対し、常にリスクはつきものです。リスク管理ができれば、突然訪れるだろうサプライズにも動じることはありません。
リターンだけをイメージするのではなく、リスクをイメージできる投資家の方が、資産を増やす確率が高まると、私は考えます。
四半期末や30日第一回目のフランス下院選挙を控えていることもあり、少し状況を確認したいと思います。
【大証白金】
大証白金は、昨日掲載した南アランド、ヨハネスブルク40、NYパラジウムが低調に推移したことで、一時5100円を下回りました。ただし、NYパラジウムが反発していることや、6月限発会したことで、大証白金は夜間取引で反発しているように思います。
ちなみに、南アランドは上昇一服感があります。
昨日のNYプラチナを見る限り、戻り高値を付けた確率90%と判断しております。NY市場で中心限月が10月限に移行したことから、大口投機家のロールオーバーも大詰めを迎えることでしょう。
以前から私が、大証白金を売り目線としているのは、既に大天井を打っていると判断しているからです。景気先行指標であるNY銅価格が、右肩下がりになっている現状で、NYプラチナだけが買い進まれるとは思えません。
よって、引き続き売り目線ではありますが、大証白金はまだ下値を抵抗していることもあり、もうしばらく新規売りは控えていこうと思います。90%の確率で大証市場が下落すると判断した場合は、ブログにてお伝えします。
【日経225】
日経225は、やはり反発してきました。数日前から短期トレンドが上向きに変化したため、レンジ幅を意識した買い主体のトレードが良いと提案しました。その理由の一つに、今月は3月配当金が支払われることもあり、買い方に余裕のある時期であることを挙げました。
その影響が、ここ最近出てきたように思います。しかも、本日の動きを見ますと、海外投機家が買いポジションを増やしているようにも思えます。ただし、日経平均の空売り比率が38.6%に低下していることもあり、買戻しでの上昇は困難と考えます。
よって、レンジ相場が切り上がったと判断したうえで、引き続き買い主体で臨みたいと思います。当然注意しておくのは、前日安値を終値が下回った場合のみです。